表記に参加しました。
本会に限らず,一般に,学会の事業の1つに学会賞の授与があります。
しかし,これもなかなか難しい。
たとえば,著書に出す,とすると。。。
1)共著でもよいのか?
2)共著の中で会員以外が入っていてもよいのか?
3)共著の中で会員が筆頭著者でなくてもよいのか?
といった問題がすぐ出てきます。
ではシンプルに単著書,とした場合でも。。。
4)いわゆる教科書的な本でもよいのか?
5)薄い本でもよいのか?
6)自費出版的な本でもよいのか?
といった問題は残ります。
さらには
7)本の形を取っていないデータベースやソフトウェアにも学界に大きな貢献をしているものもあるのでは?
8)著書や研究だけを重視して実践を軽視してよいのか?
9)さらには卓越した授業実践そのものも顕彰すべきでは?
といった批判や疑問の論点もありえます。
このように考えてくると,結局,どういうものにどういう賞を出すのが学会として正しいのか,なかなか悩ましい判断となりえます。