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2021/01/29

2021.1.29 神戸大学国際文化学研究科外国語教育論講座コロキアム1,2

 博士後期課程1年生,2年生の進級判定試験が実施されました。石川ゼミからは,日本語教育専攻のD2生,2名が「コロキアムⅡ」試験に臨みました。


コロキアムⅡ
14:40~
鄧琪(外国語教育コンテンツ論)
現代日本語における非和語系語彙の諸相:コーパス言語学・計量言語分析・日本語教育の接点を求めて

15:20~
肖锦莲(外国語教育コンテンツ論)
話者属性とスタンス表出の関係性の解明および日本語教育への示唆


学生発表風景



2021/01/28

2021.1.28 兵庫県立神戸甲北高等学校講演会

総合学科として探究を熱心に実践しておられる神戸甲北高校で,1年生向けの探究入門講演を実施しました。

講師:石川慎一郎教授

演題:神戸甲北生のための「楽しむ探究」入門


講演スライドより


探究を苦手とする高校生(先生がたも^_^)は多いのですが,探究というのは,本来楽しいものです。探究をやることで,会えない人に会えたり,行けないところに行けたりすることがたくさんあります。どうせやるなら,いやいやではなく,積極的に取り組んで徹底的に楽しまなければ損と言えるでしょう。甲北の講堂を埋めていた今日の1年生諸君の中から,将来の研究者や,探究マインドを持ったビジネスパーソンが出て来ることを期待します。




2021/01/22

2021.1.22 京都光華女子中高公開授業事前指導

昨秋より関わっている光華女子高校で,公開授業用の教案についてディスカッションを行いました。光華では,「Deep Active Learning」を志向した意欲的な教育改革を行っておられ,わたしは,「教科固有のものの見方」を軸とする授業のデザインについて助言を行いました。

石川提案の歴史授業案の一例

ポスター作りタスク用テンプレート
(※ベースは立憲民主党が2020/11に発表した枝野代表のポスターです。)

これは,立憲改新党と自由党に関する歴史文書を読み,2つの党の選挙ポスター用キャッチフレーズを作成する,というものです。単に渡した資料を要約しなさい,だけでは,生徒の資料解析はなかなか深まりませんが,それをわずか2行に詰め込むとなると,思考が働きだします。また,2つの党のキャッチを同時に考えることで,2つの党の立場の相違に自然に関心が向くようになります。

1/22,1/25,1/27の3回にわけて,理科・社会,国語・英語,保体の教案指導を順次行いました。2/15の公開授業にこの間の先生がたのご研鑽の成果が出ることを願っています。


2021/01/19

2021.1.19 国立国語研究所研究会参加

下記を聴講しました。

 第217回NINJALサロン(Web会議)
・日時:1月19日(火) 15:30~16:30
・発表者:横山 詔一(言語変化研究領域 教授)ほか
・発表題目:「日本人の読み書き能力1948年調査の非識字者率における生年の効果」
・司会:新野 直哉(言語変化研究領域 准教授)

横山先生のご研究は,1948年に実施された日本人識字調査の結果解釈の妥当性を扱ったとても面白いもので,以前から興味を持っています。そもそも識字とはなにか,字が読めるとはなにか,それをどう測れるのか,などなど,1948調査は,現在につながる本質的な問題を多く含んでいます。




2021/01/14

2021.1.14 兵庫県立兵庫高等学校探究講演会

文科省「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」に指定されている兵庫高校で1年生向けの講演を実施しました。

緊急事態制限の再発令の中,オンライン講演となりましたが,生徒さんは意欲的に聴講されていたようすです。

当日の講演ビデオより

兵庫高校は,ローカルとグルーバルの両方を狙うグローカルという意欲的な目標を掲げておられます。木を見ながら森を見る,森を意識しながら1本の木を分析する,のは大学生・大学院生でも容易ではないですが,生徒さんの今後の成長が楽しみです。


兵庫高校ウェブサイトより(出典リンク



2021/01/09

2021.1.9 計量国語学会理事会

表記にオンラインで参加しました。

懸案の大会は,オンライン開催が決定しました。現在の状況を考えると,対面学会ができるのは早くても2022年度以降になりそうです。

2021/01/08

2021.1.8 外国語教育コンテンツ論コース修論試問・集団指導

石川ゼミでは,下記の学生が発表を行いました。


M2:修論審査(発表20min; 質疑応答10min)

10:00~10:30 石田麻衣子
「小学校英語教育における重要語及び重要連語の選定手法の検討―コーパス言語学の言語教育への応用ー」

石田氏はこれで修了となります。2年間,現職の小学校教員と兼務しながら,よく頑張られました。激動の小学校英語教育の現場を先導する人材としてますますの活躍を期待します。


石田氏修了研究レポート(108ページ)


 
修論審査における最終発表風景

修論審査における審査員との質疑応答風景

M1:集団指導(質疑応答のみ)

11:15~11:20 佐々木恭子
「多様な言語場面における英語理由表現選択メカニズムの解明と知見の教育的応用」

11:20~11:25 堀家利沙
「COCAの分析から見るジャンル別句動詞使用傾向」

11:25~11:30 安美彦
「日本語学習者の書き言葉における条件節使用の実態調査―「JCK作文コーパス」を用いて―」