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2018/02/24

2018.2.24 西大和学園SGH最終発表会・運営指導委員会

運営指導委員として,表記の会に出席しました。

まず,SGH受講生全体から選ばれた3班の英語による最終発表を聞きました。インドやベトナムなどの貧困問題を解決するビジネスプランの提案です。

※画像はマスキング加工済です。

代表生徒のみなさんは,よく練られた提案内容をわかりやすい英語で発表しておられました。委員として,1年間にわたって,彼らの発表を継続的に聞いてきましたので,この間の生徒諸君の飛躍的な成長に深い感銘を覚えました。

同校の報告ページはこちら
日経での紹介ページはこちら

事後の運営指導委員会では,最終年度となる次年度の取り組みに関して,1)最終的なゴール設定(成果発表の場)をどこに置くべきか,2)プロジェクトの方向性の生徒への下ろし方などについて,議論を行いました。

SGHで大きな経験を積んだ西大和の生徒のみなさんのさらなる飛躍を期待したいです。

2018/02/23

2018.2.23 神戸大附属中学校KP4優秀者発表会

神戸大学ポートアイランド研究拠点で開催された表記の会に参加し,講評を行いました。4年生(高校1年生)とは思えない出来栄えで,生徒の皆さんの平素の努力を垣間見た思いです。これまでの先輩をしのぐ力作が出てくることが大いに期待されます。



平成29年度「4年Kobeプロジェクト優秀者発表会」のお知らせ

1. 日 時  平成30年2月23日(金)9:00~13:00

2. 場 所  神戸大学 先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホール
       神戸市中央区港島南町7丁目1-48(ポートライナー「京コンピュータ前」駅より徒歩1分)

3. 内容
(1)課題研究優秀者による口頭発表(14件)
(2)講評
石川 慎一郎 先生(神戸大学大学教育推進機構 国際コミュニケーションセンター教授) 
林 創 先生 (神戸大学大学院 人間発達環境学研究科准教授)




2018/02/19

2015-2018 科研(萌芽)ICNALE 校閲モジュール開発プロジェクト 進捗報告

最終更新日 2018/07/10 

2017年度末を持って,本プロジェクトは終了しました。プロジェクト成果として,ICNALE Edited Essaysという新モジュールのリリースを行いました。


2015~17年度 科研(挑戦的萌芽)「アジア圏英語学習者の作文・発話の体系的修訂に基づく大規模校閲コーパスの開発と分析」(15K12909)

◎このエントリの位置付け
本エントリは,報告書「科学研究における健全性の向上について」(日本学術会議,2015年3月6日)の(2)-1および(2)-5アで指摘されている「研究ノート」の電子版として位置付けています。その都度の準備の状況・実験の過程・問題点などを時系列的に記録し,誤記の修正などを除き,過去の内容は変更しないこととします。

◎事業目的
収集済みの作文データに対して専門家による評価データ・校閲データを収集し,整理・公開を行う。

◎過去の進捗
2017年度(最終年度):インドネシアモジュールの評価・校閲データの収集および収集データの公開。検索システム開発と公開。本分析と研究報告論文の作成。
2016年度:日本・中国・韓国・タイ・台湾モジュールの評価・校閲データの収集および,日中データを使った予備分析
2015年度:関連研究の整理と評価ルーブリックの作成

◎2017年度の進捗記録(概要)
3月:ESL圏の追加データの公開準備(※年度をまたぎ,2018/4/13にICNALE Edited EssaysのVersion 2.0を公開完了)
2月:ESL圏の追加データの整形
1月:CNALE EE紹介論文の執筆・投稿(英語コーパス学会論集)。ESLデータの追加。
10-12月:ICNALE EEに基づく論文の執筆
9月:ICNALE OnlineにおいてEdited Essaysの公開開始
8月:ICNALE Edited Essays V1.0公開,検索サイト開発(継続)
7月:ESL圏校閲データの整理と検索サイト開発
6月:ESL圏データのサンプリングと校閲業務開始
5月:検索システム開発にかかる交渉・発注,韓国・インドネシアデータを追加したV0.3の公開
4月:V0.2の公開,新検索システム開発のための準備

◎このエントリの位置付け
本エントリは,報告書「科学研究における健全性の向上について」(日本学術会議,2015年3月6日)の(2)-1および(2)-5アで指摘されている「研究ノート」の電子版として位置付けています。その都度の準備の状況・実験の過程・問題点などを時系列的に記録し,誤記の修正などを除き,過去の内容は変更しないこととします。



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月次作業報告
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【2018年7月】
ICNALE Online に追加されたデータを公開。
あわせて,ダウンロード用データのミス(文字化け等)を修正し,Version 2.1にアップデート。

・・・・・ここより上部は,プロジェクト終了後のメンテナンス記録です・・・・

【2018年4月
2018/4/16 本プロジェクトを紹介した論文(『英語コーパス研究』収録予定)の初校返却(本プロジェクトはこの時点をもって,原則,終了とする)
2018/4/13 追加分のデータを含めたICNALE Edited Essays Version 2.0を公開

【2018年3月
2018/3/31 追加分データの整形と公開準備(※公開は年度をまたぐ予定)

【2018年2月
2018/2/15 追加分データが納品,今後整理して次期アップデートで公開対応

【2018年1月】
2018/1/31 英語コーパス学会論集に投稿(基調講演に基づく特別論文)
あわせてESL学習者データの追加を決定(当初方針を変更し,9月完成版をさらに増量し,アップデートすることに)

【2017年10-11月】
11/15 Benjaminsプロジェクトのためのアブストラクト執筆他

【2017年9月】
9/1 ICNALE Online Edited Essaysが公開開始
★これをもって3年間の萌芽研究の基幹部分が予定通り完了。以後は収集したデータを用いた論文執筆に入る。

【2017年8月】
8/4 LCSAW3において,ICNALE Edited Essaysについてポスター発表
8/10 納品済みのESL圏データ(SIN, PHL, PAK, HKG)について
1)編集済みdocファイルより編集前・編集後テキストファイルを切り出し(各140本)
2)それぞれをレベル別にマージし,タグ付け
3)1および2のデータを検索システム開発業者に送信
あわせて,システム開発の進捗状況について協議



※現在の開発版の検索画面

8/11-12 ICNALE Edited Essays(ダウンロード版)公開に備え,既存のデータの呼称の変更を一括実施。あわせてウェブサイトの記載を修訂。
8/12 ICNALE Edited Essays V1.0(ダウンロード版)の公開開始。あわせて,公開済みデータもrenameの上でで新規に公開。並行して,ユーザー登録フォームに使用目的を聞く欄を追加する。 → 修訂後のウェブサイト
8/17 業者に送信済みのタグ付けデータがトピック切り分けされていなかったので連絡あり。Sketch Engine上で,初めて圧縮ファイルのオンライン解凍・タグ付け処理を実施。



FTPでないとできないと思っていた個別ファイルタグ付けも簡単にできることが判明。


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【2017年7月】
7/09 SIN(40本)校閲・評価あがり
7/18 HKG(40本)校閲・評価あがり
7/18 検索システム実装用に以下の作業を実施
・国・レべル別のマージ
・Sketch Engineでタグ付けし,開発サイトにタグ検索用のvertデータを送信
~EFL圏(EDIT作業終了,ORIG+EDITとも送信済み)~
★JPN(4レベル,ORIG+EDIT)
★KOR(4レベル,ORIG+EDIT)
★CHN(4レベル,ORIG+EDIT)
★TWN(4レベル,ORIG+EDIT)
★IDN(B2+以外3レベル,ORIG+EDIT)
★THA(B2+以外3レベル,ORIG+EDIT)
~ESL圏(EDIT作業続行中,ORIGのみ送信済み)~
★PAK(B12のみ1レベル,ORIGのみ)
★SIN(B12, B2のみ2レベル,ORIGのみ)
★PHL(B12, B2のみ2レベル,ORIGのみ)
★HKG(B12, B2のみ2レベル,ORIGのみ)
7/29 LCSAWポスター発表ポスター原稿の作成


7/31 同上納品
7/31 新検索システムのモックが完成(original/edited比較検索結果画面)



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【2017年6月】
6/1 ICNALE Edited Essays V0.3の正式公開
6/2 韓国・インドネシアデータのデータ収集にかかる海外送金の事務手続き
6/12 フィリピン・香港・シンガポール・パキスタンのデータ処理発注
6/16 開発中の 検索システムのエントリー画面のチェック

当方の発注指示に近いイメージです。これにより,Spokenとして2つのモジュールがあること,それとは別に書き言葉モジュールがあること,その一部として校閲モジュールがあること,校閲は非常に小さいことがわかります。コーパス開発で重要なことは,集めたデータの性質(分量の大小など,弱点も含めて)をわかりやすく定義し,伝えることだと感じています。



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【2017年5月】
(システム開発関係)
・5/12 見積もりの受け取り
・5/13~ 発注内容の精選と再度の見積もり依頼
・5/16 再見積もりの受け取り
・5/20 最終版仕様書の作成と事務への発注依頼
・5/22 正式発注完了

(データ関係)
・5/4 韓国人学習者差し替えデータの作業済みデータ受理
・5/4 引き続きインドネシア人データの校閲・評価作業を指示
・5/31 The ICNALE Edited Essays Version 0.3 公開準備(6/1より公開)

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【2017年4月】
1. 過年度収集済みデータの検証開始
・韓国データで,複数が"uneditable"として校閲されていないことが判明
・すべてのデータを再検証し,アルバイト・禁煙のいずれか一方または両方において"uneidtable"となっているデータを被験者単位で削除
・これにより,韓国データで以下の欠損が発生
A2レベル・・・5名(10作文)
B1_1レベル・・・2名(4作文)
B1_2レベル・・・2名(4作文)
・韓国データは公開を延期

2. チェック済みデータの公開準備
・タイ(3レベル,30名,60本),台湾(4レベル,40名,80本)のデータを検証
・校閲済み後のテキストをテキストファイルとして分離
・jisをUTF8に変換
・文字化けを修正(アポストロフィがエンコードで化ける)

※person'sが文字化けした例




・Wordsmithでトークン情報収集

3. 公開用のreadme,infosheetほか関連文書の作成
・元作文データ,修正済み作文データ,修正データ(加除数=編集距離),執筆者データを統合したinfosheetの作成




・プロジェクトの概要を説明したreadmeの作成
The ICNALE-Proofread is a new addition to the ICNALE dataset, which contains learners’ original essays chosen from the ICNALE-Written and the edited essays by professional proofreaders. By comparing the original and edited texts, corpus users can easily analyze learners’ errors and/or their deviant L2 uses.
The ICNALE-Proofread currently focuses on EFL learners in China (CHN), Japan (JPN), Indonesia (IDN), Korea (KOR), Thailand (THA), and Chinese Taipei (TWN). The data of ESL learners is NOT included.
As a rule, each country module includes eighty essays written by forty learners at four different proficiency levels. However, IDN and THA modules includes only sixty essays by learners at A2, B1_1, and B1_2 levels. This is due to the lack in the number of B2+ level learners in these two countries.
The ICNALE-Proofread, which is still under construction, plans to collect 440 EFL learner essays and the same number of edited essays.

4. ICNALE-Proofread V0.2 公開
・4/13付けで公開
・V0.2の概要
中国・日本・タイ・台湾の4か国・地域の大学生150人による300本の元作文と,同数のネイティブ校閲者高低済み作文データを含む。



5. ウェブサイトの修正・情報追加
・プロジェクトウェブサイト上で,Spoken/ Writtenモジュールの各々につき,習熟度別被験者人数情報を追加。また,Spokenのデータを最新版に更新。
http://language.sakura.ne.jp/icnale/index.html

6. 次期校閲作業のための仕様書の作成と依頼処理
・前回作業をふまえ,詳細な校閲プロトコルをまとめた仕様書を作成(uneditableデータがあった場合の告知義務を追加。見え消し機能の使用不可ルールを追加。)
・見積もりの上,作業を依頼(4/14付け)
・5月中旬に韓国の欠損データが,6月中旬にインドネシアデータが新規に収集される予定

7. 検索システム開発打ち合わせ(4月28日に研究室で担当者と会議を行いました)
(新システムの概要)
【アクセス】
・ブラウザにより利用者登録ページから先に進めない問題を調査・対処する
・Enterページに2種を作成 既存のものを ICNALE-Spoken/ Written,新規のものをICNALE-Proofedと呼称

【提供する検索機能】
・KWIC ,Wordlist ,Keywordsに対応(Collocation とFreq Graphはなし)

【KWIC検索システム概要】
・既存の検索画面をベースにしつつ,以下のように変更
Word(s):【 】In □Original □Proofed (原文・修訂文の指定)
Participants: [EFL] CHN IDN JPN KOR THA TWN のみ

・Production Mode: ■Spoken(選択不可)□Written
・結果表示
1)現行どおり上部に検索語を含むコンコーダンスラインを表示
2)コンコーダンスライン中の当該語を押すと,下部に2つの画面が展開
3)左はOriginal,右はProofed。それぞれについて該当エッセイが表示される
4)検索された語は色でマーク
5)センテンス番号情報から簡易アラインメントを行い,該当箇所を中央に表示
・結果表示のイメージ(原文中のisを検索してコンコーダンスラインを表示させ,その中の1行をクリックした際の挙動)
Original Proofed

... These is a pen.... ... These are pens....

【Keyword検索システム概要】
・対象データ・参照データ指定を以下のように設定
Target (Original) Reference (Proofed)
[EFL] CHN IDN JPN KOR THA TWN [EFL] CHN IDN JPN KOR THA TWN
・Target側にチェックを入れると自動で対応するreferenceデータにもチェックが入る

【Wordlist検索システム概要】
・KWICの設定画面に準じる


2018/02/17

2018.2.17 外国語教育メディア学会中部支部基礎理論研究部会第5回年次例会

下記の催しで基調講演を担当しました。

名古屋大学を中心とする中部圏の英語教育専攻の院生諸氏が運営を担っている会で,活気あふれる良い会でした。

英語教育の分野には多くの学会が存在しますが,その多くが先細りを懸念しています。一方で,貪欲に学びたがっている若い人たちもたくさんいます。このギャップがなぜ存在するのか,「既存学会」の側にいる人間(私も含めて)は反省的にとらえる必要がありそうです。



外国語教育基礎研究部会 第5回年次例会
日時:2018年2月17日(土)
会場:愛知学院大学名城公園キャンパス
主催:外国語教育メディア学会(LET)中部支部 外国語教育基礎研究部会
参加費:無料(会員以外の方もご参加いただけます)

時間 プログラム
10:30- 受付
10:40-10:50 開会式

11:00-12:10 若手キャリアパス座談会1 「学校教員志望の部」(ランチョン)
学校教員志望の部
司会:石井 雄隆(早稲田大学)
登壇者
福田 朱莉(岡崎市立矢作北中学校)
押見 奈美(愛知教育大学大学院生)

12:30-13:50 若手キャリアパス座談会2 「大学教員志望の部」(ランチョン)
大学教員志望の部
司会:田村 祐(名古屋大学大学院生)
登壇者
草薙 邦広(広島大学)
名畑目 真吾(共栄大学)
梅木 璃子(広島大学大学院生)


14:00-15:30 研究発表
14:00-14:30 実証研究「英語母語話者及び日本人学習者の英語発話における非流暢さの比較」 - 小林 真実
14:30-15:00 実証研究「「タスクの複雑さ」は認知的負荷を高めるか:学習者の主観的なタスク困難度の観点から」 - 岩谷 真悠
15:00-15:30 展望「認知的アプローチに基づくパフォーマンス指標解釈の問題点」 - 福田 純也・西村 嘉人・田村 祐

16:00-17:30 基調講演 
石川慎一郎「言語の可視化をめぐって:こころと言葉の交響」


17:30-17:40 閉会式
18:00-20:00 懇親会

外国語教育基礎研究部会 第5回年次例会  基調講演概要
「言語の可視化をめぐって:こころと言葉の交響」
講師:石川 慎一郎(神戸大学)

会場・時間
16:00-17:30
キャッスルホール1階1102教室

講演概要 
 先日,あるサイト上で自分自身が「第2言語習得論の研究者」と紹介されていることを知った。自分ではそのように考えたことはただの一度もなかったので,ずいぶん驚いたのだが,一般に,研究者には何らかのラベルが張られることが多い。「**の研究者」「**の紹介者」「**の大家」といったものである。では,私なら自分自身にどんなラベルを張るか考えてみるのだがこれが意外に難しい。
 私の卒業論文のテーマは「ディラン=トマス詩論:初期詩群におけるヴィジョン・メイキングの過程の一考察」であった。先般,ノーベル文学賞を受賞したボブ=ディランの名前の由来にもなったトマスの詩は,初めて読むと,何のことを言っているのかまったくわからない。しかし,英語があまり読めない東洋の若造でも,トマスの言葉が暴力的なエネルギーを持っていることだけは即時に理解できた。
 トマスの詩に限らず,言葉には,意味がわからないのにこころだけは確実に伝わる,といったことがよく起こる。そんな不思議なことがなぜ起こるのか,これが私の抱いた最初の疑問だった。あるテクストについての「なぜ」を説明するには,そのテクストの外の言葉や枠組みを使う必要がある。学生時代の私は,主に2つの枠組みで問題を考えるようになった。1つは当時の哲学界を風靡していたフランス発のディコンストラクション理論で,もう1つは言語学,とくに文体論や機能文法などの枠組みである。ディコンストラクションでは,テクストを自立的にとらえ,テクストの意図をテクスト自身が裏切る(脱構築する)メカニズムに着目する。文体論では言語がある特定の効果を生じる仕組みの解明を目指す。文学の先生と哲学の先生と言語学の先生に同時に師事するという,今ではあまり見られない融通無碍な学生生活を送りながら,目に見えない言葉の機能を可視化する,というテーマにずっと向き合ってきた。
 その後,研究者になり,心理言語学の各種の実験手法や,脳機能測定,また,コーパス分析など,「なぜ」に接近する道具立てはいろいろ変わってきたが,問いそのものは今も昔も変わらない。それは私にとっていつまでも提出できない「宿題」のようなものである。

目をつぶっていると神様が見えた/うす目をあいたら神様は見えなくなった/はっきりと目をあいて神様は見えるか見えないか/それが宿題(谷川俊太郎「神様」『これが私の優しさです』所収)

2018/02/14

2018.2.14 科研プロジェクト TOEIC S/W実施

石川科研プロジェクト,および,国際ビジネスコミュニケーション協会との共同研究プロジェクトの一貫として,神戸大において,14名の学生を対象に,TOIEC Speaking/ Writing テストを実施しました。

※研究室に運び込まれた受験者用のノートパソコン・・・

今回の受験者は,全員が現在構築中のICNALE Spoken Dialogueの参加者です。つまり,今回のS/Wテストの結果データのほか,TOEIC L/Rの結果や,40分間でのインタビューでのパフォーマンス,さらには,今回新規で調査したBig Fiveや不安心理テスト結果のデータなどを連動的に調査することが可能になります。

L2流暢性の研究を進めるには,L2産出データを見ているだけでは十分ではありません。学習者の話すL2だけでなく,L2を話す学習者自身について掘り下げて理解し,流暢性を多元的に見とる視点が今後不可欠になるものと思われます。

2018/02/13

2018.2.13 尼崎市立小田北中学校校内研修会

表記で行われている道徳教育の研修会で講師を務めました。

小田北には何度かおうかがいしていますが,先生方が大変熱心でいつも感銘を受けています。今回も意欲的な道徳教育の実践報告がありました。

私の講話では,国の動向などを整理しつつ,道徳教育の変遷や,特別の教科としての位置付けが意味することなどをお話し,むかしながらの道徳(いってみれば道徳1.0)ではなく本質的にバージョンアップした道徳(いってみれば道徳2.0)に指導者がマインドを切り替えていくことの重要性を指摘しました。


※講演資料より

道徳では,求められる認知のレベルとして,道徳的価値理解,内省,多元思考,熟考という4つの段階があり,一方,対象のレベルとして,自分自身,人との関わり,集団や社会との関わり,生命・自然・崇高なものとの関わりの4つの階層があります。つまり,4×4の分割表に落とし込めば,16のセルが誕生することになります。

中学校3年間の授業計画の中で,地域の特性なども加味しながら,これらがうまくカバーされるよう,また,教科書を教えるのではなく,教科書で教えるスタイルで,教科書に不足があれば,必要な教材などを積極的に追加していくという方向で進めていけば,新しい道徳は,今の教育の欠落を補い,大きな効果を発揮するものになると期待されます。

2018/02/07

2018.2.8 Michael Barlow博士ミニレクチャー

石川科研 Michael Barlow博士神戸ミニレクチャー

日時:2018/2/7(木)1320~1450
会場:神戸大学鶴甲第1キャンパスD504教室
講演タイトル:Discourse in ICNALE
問い合わせ先:石川慎一郎 iskwshin@gmail.com

おしらせ

 著名なコーパス言語学者であり,テキスト分析の研究家でもあるニュージーランド,オークランド大学のMichael Barlow博士が,神戸大を訪問されます。


http://www.arts.auckland.ac.nz/people/gbar076

ついては,神戸大においてミニレクチャーをしていただくことになりました。

Barlow博士は,コーパス分析のためのコンコーダンサを最も早い段階で開発された方で,最近では,新しい発想によるテキスト分析ソフトウェアwordskewの開発もてがけられました。

http://wordskew.com/

これは,これからの言語研究にとって汎用性の高いソフトウェアです。

コーパス分析や,テキスト分析に関心を持つ多数の皆さんのご参加をお待ちしています。なお,神戸大関係者以外もご参加いただけますが,事前に石川宛メイルでお申し込みくださるようお願いします。

★終了報告
大学院生・教員含め,8名の参加がありました。





※ICNALEの日本人・中国人・韓国人・パキスタン人モジュールを用い,
Wordskewによって,特定語の位置別出現数を比較した結果