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2016/09/28

2016.9.28 国立国語研究所学習者コーパス研究会参加

下記の研究会に参加しました。


【研究会の詳細】
●開催日:9月28日(水)

●時 間:10:00~12:00
●場 所:国語研2階 211-14
●発表
 「学習者の絵描写タスクにみられる存在表現」 
   細井陽子(国立国語研究所 プロジェクト非常勤研究員)

 「学習者の対話に見られる接続助詞『から』の習得過程」 
   佐々木藍子(国立国語研究所 プロジェクト非常勤研究員)


※いずれも興味深い発表でした。個人的には,一般論として,小規模データを扱う際の手法について考えさせられました。小規模データであっても,たいていは,所定の統計的手続きにかけることができるのですが,常にそうすべきかどうかは悩ましいポイントです。たとえば,chi^2のように,「期待値が5未満とならない」という最低条件をクリアすれば,常に仮説検定デザインで議論を進めるべきなのか,あるいは,ざくっと1桁程度のデータであれば質的分析に切り替えるべきなのか,なかなか見極めが難しいところです。