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2016/09/12

2016.9.12-13 7th Brno Linguistics Conference


チェコ共和国マサリク大学が主催する表記学会に前回に続いて参加し,研究発表を行いました。


発表題目:Use of genitives in L1 and L2 English discourses

「AのB」という内容を表出するには,Meg's penという言い方が一般的ですが,the pen of Megという形も成立します。今回の発表では,s型所有形とof型所有形の差異に注目し,NS/NNSによる統制的作文中に見られる2つの表現パタンの相関関係を分析しました。




分析の結果,NSやNNSを特徴付ける固有の表現パタンが抽出できました。A's Bにおいて,Aに無生物を置くことは,NNS,とくに日本人学習者に強く見られる傾向と言えそうです。



中欧という立地の良さから,毎回,ヨーロッパの英語学の研究者が多く集まる会で,今回も多くの発表を聞いていろいろと触発されました。