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2024/06/21

2024.6.21-22 タイ FLLT Conferenceで基調講演

タイのタマサート大学がホストを務めるFLLT 2024 Conferenceで、招待講演者として講演を行いました。


学会サイトより

当日は、ICNALEプロジェクトについて報告しました。最新のICNALE拡張プロジェクトにも言及しつつ、ともすれば欧州に偏りがちな学習者コーパス研究の中で、幅広いアジアの学習者のデータを集めて公開することで、世界の研究者にglobal voices- Asia's voicesを届けていくことが、翻ってmulticultural perspectivesの展開に必要であるという主張を行いました。幸い、この趣旨は多くの参加者に共感を持って受け止められました。

基調講演者4名によるシンポジウムでもこの問題を取り上げて議論しましたが、nativeとnear-nativeの研究者3名のなかにわたしのようなnon-nativeが1人混じっていること自体が、multilingual perspectivesを保証するとも言えます。また次回の機会があれば、今度はnon-nativeがメインになるようなシンポも期待したいところです。

会場はプーケットです。プーケットは有名なビーチリゾートですが、ホテルの窓から遠く覗くほかは、海の「う」の字も味わえないままの帰国になりました。ただ、6月はpride monthで、町がLGBTQの権利擁護キャンペーンできれいに飾られていたのを見学できたのは良かったです。(※タイが台湾についで同性婚合法化を決めたというニュースもちょうど入ってきました)。

Phuket Pride Month
 

ホテルの部屋からちらっと見える海

Conference Chairのタマサート大Supakorn先生と