表記に参加し,2名の先生の模擬授業(数学/理科)を拝見した後,アクティブラーニング(AL)の観点から講話を行いました。
講話では,ALが目的ではなく手段であることを指摘し,以下のような整理をした上で授業設計を行うことが有益であると述べました。
ALをある種の万能教授法のように紹介する文献も多いですが,教授の方法論として見た場合,ALが(丁寧にやろうとすればするほど)授業の時間を食うのも事実です。つまりは,なにがなんでもALなのではなく,AL導入にともなう時間的コストとそれがもたらす効果(パフォーマンス)を冷静に天秤にかけ,教育効果の最大化に努めることが現場にとっては大事だと言えるでしょう。
生徒の力を引き出し,伸ばしていくために,「できることならなんでもチャレンジしよう」という尼崎の先生がたのひたむきさにはいつも頭が下がります。小田北中に行くたびに,「教えて教えられ」という言葉を実感します。