表記授業を視察し,助言を行いました。
神戸大附属小では,一般校で言う英語の授業に代えて,「グローバル科」という新しい科目を独自に設定しています。そこでは,単に英語のスキルを指導するだけでなく,英語を手段として内容(世界の地域学習+グローバル社会に関係するトピック学習)を学ぶという意欲的な取り組みが進められています。
本日は授業実践の1つを視察し,今後の展開について助言を行いました。視察した授業は,アメリカに関係するもので,同国の有名人を取り上げ,発問役の児童がI am from ... I was born in... I created/made ...などの自己紹介を行い,Who am I? で相手に発問するというもので,英語表現を身に付けつつ,アメリカの文化・社会に影響を及ぼしたさまざまな人物についての知見を深めるという意欲的なものでした。
一方,今後,考えたい点としては,(1)内容重視の理念を守りながら,英語の実力をどうつけていくか,(2)クラスの中の児童の英語力のばらつきにどう対処するか,(3)学習の成果をどう評価するか,(4)どこまで内容学習に踏み込んでいくか,などが挙げられます。附小実践の今後の展開が大いに期待されます。