当日は,国語(パネルディスカッションをやってみよう)・技術(AIについて考えよう)・英語(道案内をしよう)という3つの授業を拝見し,アクティブラーニングの観点から,授業のデザインや教授の方向性について講話を行いました。
2019/9/26
尼崎市立日新中学校公開授業・授業研究会
講師: 石川慎一郎(神戸大教授)
演題:その先に子供をどうやってつれてゆくか~DALの目指す地平~
講演では,子どもに討論や班活動をさせたり,体を動かしたりさせる等,目に見えるアクティブラーニングを「表層的アクティブラーニング」(superficial active learning:SAL),子どもの頭の中の認知的活動が活性化していることを「深層的アクティブラーニング」(deep active learning:DAL)と呼び分け,SALとDALの関係について説明しました。SALとDALは,体のアクティブ,心のアクティブととらえることもできます。
3つの授業は,それぞれよく工夫されたものでしたが,SALの活動をいくつか用意してそれで終わり,とするのではなく,そうした表層的活動が真にDALにつながっていくために,どういう手立てを用意するのか,そこにカギがありそうです。