表記理事会に参加後,春季研究会で,石川もメンバーとなっている「語彙研究会」の発表を行いました。
英語コーパス学会 2018 年度春季研究会
日時:2018 年 4 月 21 日(土) 14:00~16:50
場所:東京外国語大学(東京都府中市朝日町 3−11−1)
語彙研究会シンポジウム 15:50~16:50 (2):108 教室
司会:杉森直樹(立命館大)
<第1部:コーパスと語彙>
内田諭(九州大)「英単語の CEFR レベルとコーパス頻度」
本発表では英単語の CEFR レベル(A1~C2)とコーパスにおける頻度を検証する。CEFR-J Wordlist および COCA の頻度情報を用い、難易度と頻度のギャップを探る。
阿部真理子(中央大)「縦断的コーパスを用いて英語スピーキング力の発達を探る:語彙の観点から」
縦断的コーパスを構築することで、高校生の英語スピーキング力の発達を調査している。研究プロジェクトの概要と一年間の語彙の発達について報告する。
<第2部:コーパスと連語>
石川慎一郎(神戸大)「TIO(Target-Input-Output)連動分析で見る L2 英語 n-gram」
母語話者コーパス,教材コーパス,学習者コーパスを連動解析し,教材や学習者 L2 運用における n-gram 使用の問題点を計量的に明らかにする。
長谷部陽一郎(同志社大)「語の意味的粒度とコロケーションに関する試論」
認知言語学におけるスキーマ・ネットワーク(および基本レベルカテゴリー)の概念がコロケーションとどう関わっているかを計量的に明らかにするための方法について試論を示す。
当日は60名近い参加があり,盛況でした。今後,語彙SIGでは,夏のシンポを開催し,会員の研究交流を深める予定です。
SIGのウェブサイトは以下です。新規加入もお待ちしています。
https://jaecs-lexsig.blogspot.jp/