鳥取県立倉吉東高等学校において,表記講師を務めました。
演題:新学力観と正面から向き合う~AL1.0からAL2.0(ROE)へ~
当日は,教科内で取り組むアクティブラーニングV1.0から,探究科などの設置により,教科を越えて全校で取り組むアクティブラーニングV2.0への転換の必要性と,そのための学校運営の課題についてお話させていただきました。
講演前の空き時間に,倉吉近郊の北栄町を見学に行きました。この町は,「名探偵コナン」の作者の出身地で,アニメを使った町おこしの成功例とされています。
北栄町は非常に小さな町で,電車も1時間に1本程度ですが,「名探偵コナン」をうまく観光資源にしており,外国人観光客も大勢来ていました。高校生の探究活動では,町おこしや,商店街活性化がしばしばテーマになりますが,実効性のある提案はなかなか難しいものです。お金をかけずにどうやって人を呼ぶか,北栄の取り組みは良いモデルケースになりそうです。
神戸大学 大学教育推進機構/大学院国際文化学研究科外国語教育論講座/数理・データサイエンスセンター 石川慎一郎研究室の活動報告サイトです。 研究室トップページ http://language.sakura.ne.jp/s/
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2018/04/27
2018/04/21
2018.4.21 英語コーパス学会理事会・春季研究会
表記理事会に参加後,春季研究会で,石川もメンバーとなっている「語彙研究会」の発表を行いました。
英語コーパス学会 2018 年度春季研究会
日時:2018 年 4 月 21 日(土) 14:00~16:50
場所:東京外国語大学(東京都府中市朝日町 3−11−1)
語彙研究会シンポジウム 15:50~16:50 (2):108 教室
司会:杉森直樹(立命館大)
<第1部:コーパスと語彙>
内田諭(九州大)「英単語の CEFR レベルとコーパス頻度」
本発表では英単語の CEFR レベル(A1~C2)とコーパスにおける頻度を検証する。CEFR-J Wordlist および COCA の頻度情報を用い、難易度と頻度のギャップを探る。
阿部真理子(中央大)「縦断的コーパスを用いて英語スピーキング力の発達を探る:語彙の観点から」
縦断的コーパスを構築することで、高校生の英語スピーキング力の発達を調査している。研究プロジェクトの概要と一年間の語彙の発達について報告する。
<第2部:コーパスと連語>
石川慎一郎(神戸大)「TIO(Target-Input-Output)連動分析で見る L2 英語 n-gram」
母語話者コーパス,教材コーパス,学習者コーパスを連動解析し,教材や学習者 L2 運用における n-gram 使用の問題点を計量的に明らかにする。
長谷部陽一郎(同志社大)「語の意味的粒度とコロケーションに関する試論」
認知言語学におけるスキーマ・ネットワーク(および基本レベルカテゴリー)の概念がコロケーションとどう関わっているかを計量的に明らかにするための方法について試論を示す。
当日は60名近い参加があり,盛況でした。今後,語彙SIGでは,夏のシンポを開催し,会員の研究交流を深める予定です。
SIGのウェブサイトは以下です。新規加入もお待ちしています。
https://jaecs-lexsig.blogspot.jp/
英語コーパス学会 2018 年度春季研究会
日時:2018 年 4 月 21 日(土) 14:00~16:50
場所:東京外国語大学(東京都府中市朝日町 3−11−1)
語彙研究会シンポジウム 15:50~16:50 (2):108 教室
司会:杉森直樹(立命館大)
<第1部:コーパスと語彙>
内田諭(九州大)「英単語の CEFR レベルとコーパス頻度」
本発表では英単語の CEFR レベル(A1~C2)とコーパスにおける頻度を検証する。CEFR-J Wordlist および COCA の頻度情報を用い、難易度と頻度のギャップを探る。
阿部真理子(中央大)「縦断的コーパスを用いて英語スピーキング力の発達を探る:語彙の観点から」
縦断的コーパスを構築することで、高校生の英語スピーキング力の発達を調査している。研究プロジェクトの概要と一年間の語彙の発達について報告する。
<第2部:コーパスと連語>
石川慎一郎(神戸大)「TIO(Target-Input-Output)連動分析で見る L2 英語 n-gram」
母語話者コーパス,教材コーパス,学習者コーパスを連動解析し,教材や学習者 L2 運用における n-gram 使用の問題点を計量的に明らかにする。
長谷部陽一郎(同志社大)「語の意味的粒度とコロケーションに関する試論」
認知言語学におけるスキーマ・ネットワーク(および基本レベルカテゴリー)の概念がコロケーションとどう関わっているかを計量的に明らかにするための方法について試論を示す。
当日は60名近い参加があり,盛況でした。今後,語彙SIGでは,夏のシンポを開催し,会員の研究交流を深める予定です。
SIGのウェブサイトは以下です。新規加入もお待ちしています。
https://jaecs-lexsig.blogspot.jp/
2018/04/19
2018.4.19 研究メモ Jacobs et al. 1981の著者名問題
L2ライティング評価でよく引用される文献の1つに,Jacobs et al. (1981) Testing ESL Compositionがあります。ライティング評価のためのルーブリック(採点基準表)が掲載されており,有益な書物です。
この本の著者の1人にS. A. Zinkgraf氏がいるのですが,先行研究を見ていると,この方の名前をZingraf(Kなし)と記載しているものが相当数存在します。
google検索ではZinkgraf表記とZingraf表記の比率は3:1です。間違えやすいスペルだとしても,この比率は高すぎます。
そこで再度原書を確認してみたところ,なんと,本の表紙に誤植があることがわかりました。
面白いことに中表紙では正しいスペルなのですが,表紙にのみ誤植が存在します。どうやらこれが誤表記の原因のようです。
勤務先図書館所蔵の当該書籍にはそっとシールを張って修正しておきました。なお,今回の件,自分自身の論文の参考文献表をチェックしていて気付いたものです。ミスのない文献表を作るのはどうにも大変です。
この本の著者の1人にS. A. Zinkgraf氏がいるのですが,先行研究を見ていると,この方の名前をZingraf(Kなし)と記載しているものが相当数存在します。
Zin"k"graf表記は約2,000件
Zingraf表記(Kなし)も700件
google検索ではZinkgraf表記とZingraf表記の比率は3:1です。間違えやすいスペルだとしても,この比率は高すぎます。
そこで再度原書を確認してみたところ,なんと,本の表紙に誤植があることがわかりました。
原書の表紙はkなしのZingraf表記!
面白いことに中表紙では正しいスペルなのですが,表紙にのみ誤植が存在します。どうやらこれが誤表記の原因のようです。
勤務先図書館所蔵の当該書籍にはそっとシールを張って修正しておきました。なお,今回の件,自分自身の論文の参考文献表をチェックしていて気付いたものです。ミスのない文献表を作るのはどうにも大変です。
2018/04/14
2018.4.14 計量国語学会理事会
上記に参加し,各種審議を行いました。
いくつかの学会に共通する最近の案件としては,会場校問題があります。なるべく様々な会場で大会を開くべきではあるのですが,会場使用にあたっては大学により条件が大きく異なります。
(A) すべて有償
(B) 無償
(C) 無償+(参加者数に応じて)補助金支給
国公立大学は原則(A)であるため,どこの学会でも,会場選びでは,(B)や(C)の私学に依存する傾向が強まりつつあります。自身の所属先も含め,国公立も,学会での会場使用に関しては,より柔軟な対応がほしいところです。
いくつかの学会に共通する最近の案件としては,会場校問題があります。なるべく様々な会場で大会を開くべきではあるのですが,会場使用にあたっては大学により条件が大きく異なります。
(A) すべて有償
(B) 無償
(C) 無償+(参加者数に応じて)補助金支給
国公立大学は原則(A)であるため,どこの学会でも,会場選びでは,(B)や(C)の私学に依存する傾向が強まりつつあります。自身の所属先も含め,国公立も,学会での会場使用に関しては,より柔軟な対応がほしいところです。
2018/04/02
2018.4.2 新年度開始・ゼミ新入生受け入れ
新年度が始まりました。今年は桜の開花が早く,キャンパスの桜もすでに散り際です。
本日は大学院の新入生の歓迎会がありました。また1年が始まります・・・
神戸大国際文化学研究科の石川研究室では,本年度より,D1とM1にそれぞれ1名が進学し,あわせてD研究生1名を受け入れました。本年度のゼミは以下の6名体制でスタートです。
D2 張晶鑫(オノマトペ)
D1 中西淳(前置詞)
M2 隋诗霖(広告文体)・鄧琪(外来語)
M1 王思閎(オノマトペ)
D研 肖锦莲(文末表現)
本日は大学院の新入生の歓迎会がありました。また1年が始まります・・・
神戸大国際文化学研究科の石川研究室では,本年度より,D1とM1にそれぞれ1名が進学し,あわせてD研究生1名を受け入れました。本年度のゼミは以下の6名体制でスタートです。
D2 張晶鑫(オノマトペ)
D1 中西淳(前置詞)
M2 隋诗霖(広告文体)・鄧琪(外来語)
M1 王思閎(オノマトペ)
D研 肖锦莲(文末表現)
神戸大学鶴甲第1キャンパス(国際文化学研究科)
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