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2020/08/01

2020.8.1 神戸大学附属中等教育学校インターンシップ生受け入れ

神戸大学附属中等教育学校インターンシップ「KUトライやる」生徒の受け入れ

神戸大石川研究室では,昨年度までの取り組みを継続し,附属中等教育学校生徒のインターンシップを受け入れます。今年度は,コロナ禍で,大学への訪問ができないため,オンライン中心のプログラムを組んでいます。「研究者の仕事を知る」というテーマのインターンシップですが,生徒さんの将来の職業選択のヒントになれば幸いです。

神戸大学附属中等教育学校インターンシップ
神戸大学石川慎一郎研究室訪問プログラム(テーマ:大学教員・研究者の仕事を知る)

●受け入れ期間 2020年8月1日~31日
●受け入れ人数 4名
●プログラム
(1)大学教員の仕事を知る1:研究
時間:8/1~8/10までの各自の空き時間
課題:上記の期間内に,下記の石川の論文(日本人男女の文末詞の使用傾向分析)を読んで,質問や感想を簡単にメモする
(URL省略)

(2)大学教員の仕事を知る2:教育
期間:8/1~8/10までの各自の空き時間
課題:上記の期間内に,大学1年生向けの石川担当の神戸大英語クラスの授業ビデオ(ELFという英語観についての解説ビデオ)を視聴し,質問や感想を簡単にメモする
(URL省略)

(3)感想・質問を送る
期間:8/1~8/10までの各自の空き時間
課題:上記の(1)と(2)の質問・感想を下記より送信する
(URL省略)

(4)大学教員にインタビューする
日時:8月14日(金) 13時〜14時30分ごろ
課題:各自でインタビュー内容を決めておき,Zoom上でインタビューする,その後,自由討議
(URL省略)
※13時の5分前に上記をクリックしてZoomに入室すること(カメラ&マイクはon)

(5)大学での研究を体験する
日時:8月22日(土) 13時20分〜14時50分
課題:石川研究室主催の言語学の研究会(オンライン)にZoomで参加し,研究者による発表風景を見学する
(URL省略)


2020/07/31

2020.7.31 大学院国際文化学研究科外国語教育コンテンツ論コース第2回集団指導

日時:2020年7月31日(金)10:00~11:06
形式:zoomによるオンライン形式(質疑応答のみ)(D=8min, M=5min)

今回,石川ゼミからは下記4名が発表しました。

10:08~10:16 中西淳
学習者コーパスに見る日本人英語学習者の前置詞使用用法分析—at・in・onの語義別頻度に注目して―

10:24~10:32 肖锦莲
教育的に重要なヘッジおよび強意詞の抽出:7種の言語指標値の統計的合成

10:40~10:48 鄧琪
漢語名詞の連体修飾用法:異なる連体標識の選択が意味機能に及ぼす影響―漢語名詞「安定」を例にしたコーパス調査―

11:01~11:06 石田麻衣子
小学校英語教育を見据えた基本名詞の用法の検討:コロケーションの観点から―小・中教科書コーパス,段階別読解教材コーパス,JEFLLコーパス,COCAを組み合わせた検討—

発表自体はあらかじめ動画でとってアップロードしておき,当日は質疑のみリアルで実施という形態で進めました。

2020/07/30

2020.7.30 兵庫県立兵庫高等学校「総合的な探究の時間」特別講演会

 表記で講演を行いました。

講師:石川慎一郎
演題:「はじめての探究:世界と地域と私の接点」

兵庫高校は,文科省より「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」の指定を受け,ローカル(神戸)とグローバル(SDGs)の架橋を目指す意欲的取り組みをなさっています。

講演では,テーマの選定に関し,SDGsの細かい目標をいったん4つの学問領域に整理し,将来の進路希望もふまえながら研究内容を設定していくというアプローチを紹介しました。

講堂に学年の生徒さんが集まったのは今年度初だったとか。コロナ禍の中でも学びを止めない姿に感銘を受けました。

下記は同校HPの記事より転載。




2020/07/29

2020.7.29 神戸大学国際文化学研究科博士論文最終試験

 審査委員として下記に出席しました。

日 時   令和2年7月29日  13時20分~
場 所   神戸大学国際協力研究科棟6階 シミュレーションルーム
受験者   末澤 奈津子

対象論文は,英語教育とunconscious biasを絡めた意欲的なものでした。

2020/07/22

2020.7.22 兵庫県立伊丹高等学校学校評議員会・ひょうごSH運営指導委員会

表記に出席しました。

県立伊丹高校では,これまで文科省指定SGH(スーパーグローバルハイスクール)事業の指導をしていましたが,SGHは2019年度末で終了し,2020年度から,同校は新たにHSH(ひょうごスーパーハイスクール)に指定され,新プロジェクトを始めることとなりました。

評議委員会・運営指導委員会の様子(同校HPより


HSHの新プロジェクトは「SAKURA」と命名されており,以下の6点が眼目になっています。

Science = 理数
Autonomy = 自主
Kotobabunka = ことば文化(固有名詞)
Universe = 国際
Research = 探究
Activity = 活動

人文数理融合型の取り組みということで今後の展開が楽しみです。





2020/07/20

2020.7.20 親和中学校・親和女子高等学校AL委員会

オンラインで開催された表記の会に助言者として参加し,同校の今年度の教員研修計画について議論しました。

私が関わり始めた昨年度はDeep Active Learningの理論面について共有理解を始めました。今年度はそれを日々の授業実践に落とし込んでいく段階となります。熱心な先生方の実践のさらなる発展が期待されます。

2020/07/17

2020.7.17 兵庫県立長田高等学校人文数理探究類型発表会 講話

 表記の会に参加し,昨年に引き続き,審査委員長として審査を担当しました。高校生ばなれした圧巻の英語による発表で,類型の生徒さんの2年半の成長を強く感じました。

講話
石川慎一郎 「終わりから始まる ー長田高校探究最終発表会2020講評ー」


本年度はコロナ禍で生徒さんの準備時間も限られていたとのこと。個々の研究は立派なものでしたが,ストーリーの組み立てやAim/ RQ/ Method/ Finding/ Discussionの流れについて,もう一息,ブラッシュアップの時間があればなお良いものになったでしょう。



たとえば,つらい運動も好きな音楽を聴いてやれば楽にできるのでは,というのは研究テーマとしてよい着眼ですが,「好きな音楽を聴いて運動した群」vs「音楽なしの群」を比較して結果を比較した場合,本来やりたかった比較ができていない可能性があります。<比べたいものを比べる>というのは,簡単なようで実は意外と難しいものです。このことに気づいていただければ,文系に進むにせよ,理系に進むにせよ,今後の学修や研究はさらにうまく進むものと思われます。もっともこれは我々研究者にとっても難しいことですが…