本件について,言語教育の研究者の一人として,私見をまとめます。
1)本来,学年というのは何月に始まっても大差ない(だからこそ諸外国の年度開始は様々なのである)。桜が入学にふさわしいと言うが,モミジでも悪くないし,夏の入道雲でも悪くない。要は,情緒的なことを除き,学年を特定の月に始めるべきだという根拠はまったくない。
2)9月入学にすれば,海外主要国の学年と揃い,留学生の往来が活発化し,日本がグローバル化するというようなことを言う人もいるが,大学の現場を知る者から見て,そのような変化はあり得ない(留学について言えば,行きたい人はいつでも行く,行きたくない人はいつでも行かない。受け入れも同じである)。繰り返すが,4月であれ,9月であれ,あるいは,3月であれ12月であれ,ある特定の月に学年を始めたら何らかの明確な利点ないし欠点がある,などということは考えられない。
3)つまり,一般論的に,4月開始がよいか,9月開始がよいかを比較するのはナンセンスである。どちらも別に良くも悪くもないからである。ただ,《現状を変える》ほうが手間がかかるので,このように比較すると,論理的に,4月開始「のままがよい」ということになる。(これは4月がよいということではなく,手間とコストがいらないという点で,「今のままがよい」「変えないほうがよい」ことを意味するだけである)。
4)今,考えるべきは,少なくとも4か月分((部分的な)休校が3~6月として)のこどもの学びが奪われている状況に対して,「今年度の児童・生徒を2021年の3月に次の学年に進級させる」か,「不足した学習時間を取り戻せるよう,不足した時間の分だけ学習期間を後に延ばす」か,「それ以外の救済策を実行する」かである。
5)「今年度の児童・生徒を2021年の3月に次の学年に進級させる」ことを選ぶ場合,児童・生徒の進級・進学権利の保障を行うには,(a)年度内に学ぶべき学習内容を減らしてよいことにする,(b)入試などの範囲をそれにあわせて減らす,という2つの手段(あるいは両方の組み合わせ)しかない。実際,文科省は,大学に対して,教員免許取得に義務付けられた教育実習期間の削減を認めており,入試での配慮も通達している。
6)しかし,こうした措置を取ることの真の意味は,<2020年度の各学年級の子供は,本来学ぶべきことの一部を学ばないでいい>ことを公式に認める,ことに他ならない。弾力的措置と言えば聞こえはよいが,オブラートを取り去れば,履修すべき内容の未履修状態を黙認化することである。
7)学ぶべき内容を厳密に定め,そこに法的な強制力を持たせている指導要領のありかた,さらには,児童・生徒の学ぶ権利の保障という観点に立つと,5)は無理筋である。2006年前後に発覚したいわゆる高校未履修問題でも,指導要領で定められた内容はカバーしなければならないとして,不足分の補習が義務付けられた。この時,超法規的に「単位あたり35時間」というルールを緩和したが,責任を感じた校長の自殺という痛ましい事態にまで発展したことは記憶されるべきである。
8)次の学年で復習すればよい,というような言説もあるが,次の学年は次の学年でやるべきことが詰まっている。つまり,5)を認めると,2020年度生だけ,学習内容の削減が生じ,その差は,前後の学年と比較して,生涯,不利な要因として残る。
9)あえて極端に単純化した例として,ある入学年次のこどもだけ,日本史で学ぶべき内容の一部(たとえば安土桃山時代)をすっとばすことが許され,それにより,生涯にわたり,安土桃山を知らないこども(=将来の大人)が発生する,というようなことが許されるか,と考えると,これは無理筋だとわかるだろう。
10)9月移行に反対する人たちは,準備時間の不足,一時的な児童・生徒数の増加,コストなどを指摘するが,これらはすべてその通りである。しかし,4月年度開始を維持しながら,<2020年度のこどもが学ぶべきことを学べないままになる>問題にどう対応するのか,の答えは出ていない。
11)繰り返すが,今議論すべきは,年度開始は4月がいいか9月がいいかという一般論的な選択ではない。2020年度のこどもの進級・進学権利と同時に,こどもの学習権利の保障をどのように行うのか?の一点である。
12)筆者は,9月入学論者ではないが,小中高の現場とかかわりの深い教育研究者の一人として,強制的に奪われた4か月間の学び(もちろん,遊びやクラブや行事も学びの一部と考える)を取り戻す方法を考えた場合,《減った分の時間だけ,後に伸ばす》以外の解決はどうしても思いつけない。こどもの教育は促成栽培化できない(できるならすでにやっている)。
13)そうだとすると,「コストもかかり,現場の混乱も必至ではあるが,その制約の中で,年度の変更をどうやって実現するか」という議論を進めていくほうが現実的であり建設的だろう。
14)時間もない中で,かみ合わない不毛な議論を続けるのは無益である。4月入学論者(現行の年度を変えずに対応すべきという主張)には,それでは2020年度のこどもの学習権をどうやって保障するのか,ということを考えていただきたい。日本教育学会は,年度を変えないでも<ICT導入・家計補助・カウンセラー配置>の3点セットで問題が相対的に低コストで解決できると述べておられるが,失礼ながら,こどもの学習権の保護という点を軽く見すぎているのではないかと感じる。一方,9月入学論者には,グローバル化云々という根拠の希薄な議論はお控えいただき(現在,9月入学の諸外国がコロナ対応で年度をずらしたらどうするのだろう?),コスト問題を極小化する具体策をお考えいただきたい。
要は,目の前のこどもをどう確実に救うか,失われた授業はもちろん,失われた甲子園と春高とNコンと運動会と音楽界と遠足をどう取り戻すのか,その一点にしぼって議論いただきたいと強く思う。
神戸大学 大学教育推進機構/大学院国際文化学研究科外国語教育論講座/数理・データサイエンスセンター 石川慎一郎研究室の活動報告サイトです。 研究室トップページ http://language.sakura.ne.jp/s/
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2020/05/24
2020/05/06
2020.5.6 研究メモ:BNCのspokenのテキストサンプル数について
コーパス言語学の概説書の校正作業中ですが,作業過程で,以下に気づいたのでメモとして残します。
BNC XML版のユーザーガイドより(Lou Burnard, 2007)
http://www.natcorp.ox.ac.uk/docs/URG/BNCdes.html
・1.5.2.3 Composition of the spoken componentの冒頭に,context-governedのテキストサンプル数について,「A total of 757 texts (6,153,671 words) make up the context-governed part of the corpus.」という記述がある。
・その直下にTable 16があり,内訳が出ているが,示された数字を足し算すると,context-governedのサンプル数は755となってなぜか計算が合わない。
・さらにその下にはdemographic+context-governedの両方をあわせた内訳が載っているが,その合計は 908になっている(Table 17/18とも数字は一致)
・そこで1.5.1のdemographicのほうの解説に戻ると,Table 13~15に全協力者の内訳表があり,合計すると153となる(3つの表で一致)。
・その上に下記の説明がある。
124 adults (aged 15+) were recruited... Additional recordings were gathered for the BNC as part of the University of Bergen COLT Teenager Language Project. This project used the same recording methods and transcription scheme as the BNC, but selected only respondents aged 16 or below.
つまり,15歳以上の独自に集めた協力者124人+COLTで集めた若者29人=153人かと推測される。
・上記を踏まえ,demographicの側のサンプル数を153とすると,
Table 16に従った場合 153+755=908
1.5.2.3の説明に従った場合 153+757=910
となり,前者の場合が,Table 17/18の数値に一致する。
・ゆえに,仮ではあるが,153+"755"と判断しておく。(実際のデータで後で確認要)
BNC XML版のユーザーガイドより(Lou Burnard, 2007)
http://www.natcorp.ox.ac.uk/docs/URG/BNCdes.html
図版出典:上記URL
・1.5.2.3 Composition of the spoken componentの冒頭に,context-governedのテキストサンプル数について,「A total of 757 texts (6,153,671 words) make up the context-governed part of the corpus.」という記述がある。
・その直下にTable 16があり,内訳が出ているが,示された数字を足し算すると,context-governedのサンプル数は755となってなぜか計算が合わない。
・さらにその下にはdemographic+context-governedの両方をあわせた内訳が載っているが,その合計は 908になっている(Table 17/18とも数字は一致)
・そこで1.5.1のdemographicのほうの解説に戻ると,Table 13~15に全協力者の内訳表があり,合計すると153となる(3つの表で一致)。
・その上に下記の説明がある。
124 adults (aged 15+) were recruited... Additional recordings were gathered for the BNC as part of the University of Bergen COLT Teenager Language Project. This project used the same recording methods and transcription scheme as the BNC, but selected only respondents aged 16 or below.
つまり,15歳以上の独自に集めた協力者124人+COLTで集めた若者29人=153人かと推測される。
・上記を踏まえ,demographicの側のサンプル数を153とすると,
Table 16に従った場合 153+755=908
1.5.2.3の説明に従った場合 153+757=910
となり,前者の場合が,Table 17/18の数値に一致する。
・ゆえに,仮ではあるが,153+"755"と判断しておく。(実際のデータで後で確認要)
2020/04/22
2020.4.22 神戸市外国語大学「構文研究」受講生用ページ
最終更新日 2020/7/6
◎対象授業:神戸市外国語大学「構文研究」(月曜4時間目)
◎教員:石川慎一郎
◎テーマ:コーパス言語学入門(構文研究手法としてのコーパスについて学ぶ)
◎授業形態:オンライン開講(※オンデマンド方式:公開済みのyoutube講義ビデオを聴講し,聴講レポートを送信する)
◎授業の進め方:予習→講義ビデオ聴講→視聴後課題送信(※加えて,zoom演習を数回実施)
◎ビデオ視聴時間:正規授業日の夜まで自由な時間に視聴できます。授業日までであれば,繰り返し視聴することも可能です。5月の冒頭週間などを利用され,早めの視聴をお勧めします。
◎視聴後課題送信期限(授業日の翌日(火曜)の夜23:59まで)
◎著作物の扱い:著作権の関係から,ビデオは授業内での使用に限るものとし,ビデオリンクURLを受講生以外の第3者に知らせることは厳禁します。共有が確認された場合,不正行為に準じて扱いますのでご注意ください。
◎教員への質問:iskwshin@gmail.com (件名は:「神戸市外大構文研究質問」とする。本人氏名,学生番号明記のこと)
◎開講前手続き:受講生登録サイトに必要事項を登録(5/4まで)
◎ハンドアウト:登録先アドレスに送信
◎スケジュール(※オンライン実施のため,他の授業より早く始まるので注意)
<準備期間>
4/22~
・本サイトオープン
・受講生登録サイトオープン
~5/4
・各自で教科書を入手(amazonで買う場合はこちら)
・授業用ハンドアウトおよび初回授業ビデオURL送信予定
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1講 5/11【教科書1章】
~1週目video(約70分)~
video 1-a 第1章「コーパス言語学への招待」(前半)
video 1-b 第1章「コーパス言語学への招待」(後半)
→事後課題送信(5/12の夜まで)
※ビデオの要点を500~600字にまとめて,事後課題サイトより送信(毎回同じ)
※図は含まない。文字のみ。
※字数の数え方(wordで作成して字数を事前にチェックの上コピペして送信)
第2講 5/18【教科書2-3章】
~2週目video (約90分) ~
video 2 第2章「コーパスとはなにか」
video 3-a 第3章「さまざまなコーパス」(前半)
→事後課題送信(5/19まで)
第3講 5/25【教科書3章】
~3週目video(約50分)~
video 3-b 第3章「さまざまなコーパス」(後半)
→事後課題送信(5/26まで)
第4講 6/01【Zoom演習】
・Zoom演習(第1回)(URLはメイル指示)
※正規授業時間に実施。事後課題はなし。質問受付,ハンズオン演習,小テストなど。
第5講 6/08【教科書4章】
~5週目video(約50分)~
video 4 第4章「コーパスの作成」
→事後課題送信(6/9まで)
第6講 6/15【教科書5章(1)】
~6週目video(約80分)~
video-5a 第5章「コーパスの検索」(1回目)
video-5b 第5章「コーパスの検索」(2回目)
video-5c 第5章「コーパスの検索」(3回目)
→事後課題送信(6/16まで)
第7講 6/22【教科書5章(2)】
~7週目video(約90分)~
video-5d 第5章「コーパスの検索」(4回目)
video-5e 第5章「コーパスの検索」(5回目)
video-5f 第5章「コーパスの検索」(6回目:最終回)
→事後課題送信(6/23まで)
第8講 6/29【Zoom演習】
・Zoom演習(第2回)(URLはメイル指示)
※正規授業時間に実施。事後課題はなし。質問受付,ハンズオン演習,小テストなど。
第9講 7/06【教科書6章】
~9週目video(約70分)~
video-6a 第6章「コーパス頻度の処理」(1回目)
video-6b 第6章「コーパス頻度の処理」(2回目)
→事後課題送信(7/7まで)
※Antconcが使えないなどの理由により,第8講の小テストを受験できなかった学生を対象に,小テストの再試験を実施。
第10講 7/13【教科書6章】
~10週目video(約50分)~
video-6c 第6章「コーパス頻度の処理」(3回目:最終回)
→事後課題送信(7/14まで)
第11講 7/20【教科書7章】
~11週目video~
video-7a 第7章「コーパスと語彙」(前半)
video-7b 第7章「コーパスと語彙」(後半)
→事後課題送信(7/21まで)
第12講 7/27【教科書8-9章】
video-8 第8章「コーパスと語法」
video-9 第9章「コーパスと文法」
→事後課題送信(7/28まで)
第13講 8/3【教科書10章】
video-10 「コーパスと学習者」
→事後課題送信(8/4まで)
第14講 8/10 【Zoom演習】
質問受付,ハンズオン演習,小テストなど。
第15講
事前課題(課題指示済み)による振り替え
◎対象授業:神戸市外国語大学「構文研究」(月曜4時間目)
◎教員:石川慎一郎
◎テーマ:コーパス言語学入門(構文研究手法としてのコーパスについて学ぶ)
◎授業形態:オンライン開講(※オンデマンド方式:公開済みのyoutube講義ビデオを聴講し,聴講レポートを送信する)
「構文研究」講義ビデオ(youtubeで視聴します)
◎授業の進め方:予習→講義ビデオ聴講→視聴後課題送信(※加えて,zoom演習を数回実施)
◎ビデオ視聴時間:正規授業日の夜まで自由な時間に視聴できます。授業日までであれば,繰り返し視聴することも可能です。5月の冒頭週間などを利用され,早めの視聴をお勧めします。
◎視聴後課題送信期限(授業日の翌日(火曜)の夜23:59まで)
◎著作物の扱い:著作権の関係から,ビデオは授業内での使用に限るものとし,ビデオリンクURLを受講生以外の第3者に知らせることは厳禁します。共有が確認された場合,不正行為に準じて扱いますのでご注意ください。
◎教員への質問:iskwshin@gmail.com (件名は:「神戸市外大構文研究質問」とする。本人氏名,学生番号明記のこと)
◎開講前手続き:受講生登録サイトに必要事項を登録(5/4まで)
◎ハンドアウト:登録先アドレスに送信
◎スケジュール(※オンライン実施のため,他の授業より早く始まるので注意)
<準備期間>
4/22~
・本サイトオープン
・受講生登録サイトオープン
~5/4
・各自で教科書を入手(amazonで買う場合はこちら)
・授業用ハンドアウトおよび初回授業ビデオURL送信予定
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第1講 5/11【教科書1章】
~1週目video(約70分)~
video 1-a 第1章「コーパス言語学への招待」(前半)
video 1-b 第1章「コーパス言語学への招待」(後半)
→事後課題送信(5/12の夜まで)
※ビデオの要点を500~600字にまとめて,事後課題サイトより送信(毎回同じ)
※図は含まない。文字のみ。
※字数の数え方(wordで作成して字数を事前にチェックの上コピペして送信)
MS Wordでの字数確認方法(画面左下を見る)
第2講 5/18【教科書2-3章】
~2週目video (約90分) ~
video 2 第2章「コーパスとはなにか」
video 3-a 第3章「さまざまなコーパス」(前半)
→事後課題送信(5/19まで)
第3講 5/25【教科書3章】
~3週目video(約50分)~
video 3-b 第3章「さまざまなコーパス」(後半)
→事後課題送信(5/26まで)
第4講 6/01【Zoom演習】
・Zoom演習(第1回)(URLはメイル指示)
※正規授業時間に実施。事後課題はなし。質問受付,ハンズオン演習,小テストなど。
第5講 6/08【教科書4章】
~5週目video(約50分)~
video 4 第4章「コーパスの作成」
→事後課題送信(6/9まで)
第6講 6/15【教科書5章(1)】
~6週目video(約80分)~
video-5a 第5章「コーパスの検索」(1回目)
video-5b 第5章「コーパスの検索」(2回目)
video-5c 第5章「コーパスの検索」(3回目)
→事後課題送信(6/16まで)
第7講 6/22【教科書5章(2)】
~7週目video(約90分)~
video-5d 第5章「コーパスの検索」(4回目)
video-5e 第5章「コーパスの検索」(5回目)
video-5f 第5章「コーパスの検索」(6回目:最終回)
→事後課題送信(6/23まで)
第8講 6/29【Zoom演習】
・Zoom演習(第2回)(URLはメイル指示)
※正規授業時間に実施。事後課題はなし。質問受付,ハンズオン演習,小テストなど。
第9講 7/06【教科書6章】
~9週目video(約70分)~
video-6a 第6章「コーパス頻度の処理」(1回目)
video-6b 第6章「コーパス頻度の処理」(2回目)
→事後課題送信(7/7まで)
※Antconcが使えないなどの理由により,第8講の小テストを受験できなかった学生を対象に,小テストの再試験を実施。
第10講 7/13【教科書6章】
~10週目video(約50分)~
video-6c 第6章「コーパス頻度の処理」(3回目:最終回)
→事後課題送信(7/14まで)
第11講 7/20【教科書7章】
~11週目video~
video-7a 第7章「コーパスと語彙」(前半)
video-7b 第7章「コーパスと語彙」(後半)
→事後課題送信(7/21まで)
第12講 7/27【教科書8-9章】
video-8 第8章「コーパスと語法」
video-9 第9章「コーパスと文法」
→事後課題送信(7/28まで)
第13講 8/3【教科書10章】
video-10 「コーパスと学習者」
→事後課題送信(8/4まで)
第14講 8/10 【Zoom演習】
質問受付,ハンズオン演習,小テストなど。
第15講
事前課題(課題指示済み)による振り替え
2020/04/12
2020.4.1 神戸大学「Academic English Communication」(石川)受講生用通知
最終更新日 2020/7/6
What's new?
・7/4(土)午後9時~10時15分 希望者対象のZoom Workshop 「Talk in ELF」を実施しました。
・6/25 Q2での「公開エッセイ添削」の申し込み受付を開始しました。
What's new?
・7/4(土)午後9時~10時15分 希望者対象のZoom Workshop 「Talk in ELF」を実施しました。
・6/25 Q2での「公開エッセイ添削」の申し込み受付を開始しました。
※自分のエッセイを公開で添削してほしい方は,毎週,金曜までにお申し込みください。先着1名を対象とさせていただきます。(初回Q2-1分はすでに締め切りです)
・6/24 Q1の試験終了
・5/02 Q2課題の一部をアップ(Q2の授業形態については6月冒頭に決定される予定)
・4/24 事後課題の提出期限を修正:授業日当日の夜23:59まで
・4/24 授業資料パックをBEEFから先行ダウンロードできるように設定
・4/24 第2回オンライン学生交流終了
・4/20 第1回オンライン学生交流終了
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・4/24 事後課題の提出期限を修正:授業日当日の夜23:59まで
・4/24 授業資料パックをBEEFから先行ダウンロードできるように設定
・4/24 第2回オンライン学生交流終了
・4/20 第1回オンライン学生交流終了
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はじめに
◎入学のお祝い
新入生のみなさん,ご入学おめでとうございます。神戸大の教員として,また,神戸大の卒業生の一人として,学生でもあり,後輩でもある皆さんのご入学を心よりお祝い申し上げます。
本年度は,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,これまでの日常が一変しましたが,こんな時こそ,世界の諸問題の解決の基盤となりうる「学問の力」や,国境を越えて他者と協力するための「ことばの力」を信じ,しっかり学修を進めていただきと思います。オンライン指導という形態であっても,皆さんの学修を支援できるよう最善を尽くすことを教員として最初にお約束します。
◎新学期授業とデータの配信方法について
さて,2020年度の「第1クオーター(Q1)」については,5月7日開講,115分授業,7回完結,オンライン授業,という基本方針が決まりました。
これにともない,大学のLMS(learning management system:大学独自のオンライン学修用情報サイト)である「BEEF」上に課題・データ・指示などを出すこととなりますが,BEEFは全学生の一斉アクセスを前提に設計されているものではなく,他大学の先例を見ると,開講後,システムが「落ちる」(アクセスできなくなる,アクセスできても公開されている動画ファイルが見られない,など)可能性は本学でも高いものと思われます。
そこで,石川研究室では,学生の皆さんの学修機会の保証のため,少なくとも開講後数週間については,BEEFに依存せず,一般サーバーなどを利用して必要なデータなどを提供することとします。データへのリンクは,学生への個別通知で対応します。
◎このページをご覧になったらすぐにやっていただきたいこと(2020年3-4月限定)
(1)「受講生登録フォーム」に氏名・学生番号・パソコンのメールアドレスなどを登録してください。
(2)クラスに友人がおられる場合は,この情報(フォームへのアドレス等登録依頼)を可能な範囲でシェアしていただけると幸いです。
(3)大学では学生各人に学生番号+kobe-u.ac.jpのアドレスを発給しますが,年度当初はこのアドレスに出しても届かないことが多いため,皆さんが普段使っているアドレスを登録してください。アドレス提供に抵抗感がある場合は,googleやyahooなどで使い捨てアドレスを取得して登録していただいてもまったく問題ありません(ただし,授業の連絡はそのアドレスに送りますので定期的にご確認ください)
(4)フォームに必要事項を登録された方は,パソコンからのメールが受け取れるように設定してください。当方から送付するメールの件名は「神戸大英語AEC(石川):・・・」のようになる予定です。メールが届かないと思った場合は,「ゴミ箱」や「迷惑メール」に振り分けられていないかご確認よろしくお願いします。
(5)収集したアドレスは授業情報の通知の目的のみに使用し,授業終了後は,すべてのアドレス情報を削除します。
「全面オンライン学修」というのは,学生にとっても,我々教員にとっても,大きなチャレンジですが,「新しい時代の学び方をみんなで実験する」という積極的な側面もあります。それでは,Q1の7週間,しっかり学修していきましょう! 対面授業が解禁され,皆さんと教室でお目にかかれる日を待っています。 いしかわ
◎入学のお祝い
新入生のみなさん,ご入学おめでとうございます。神戸大の教員として,また,神戸大の卒業生の一人として,学生でもあり,後輩でもある皆さんのご入学を心よりお祝い申し上げます。
本年度は,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,これまでの日常が一変しましたが,こんな時こそ,世界の諸問題の解決の基盤となりうる「学問の力」や,国境を越えて他者と協力するための「ことばの力」を信じ,しっかり学修を進めていただきと思います。オンライン指導という形態であっても,皆さんの学修を支援できるよう最善を尽くすことを教員として最初にお約束します。
◎新学期授業とデータの配信方法について
さて,2020年度の「第1クオーター(Q1)」については,5月7日開講,115分授業,7回完結,オンライン授業,という基本方針が決まりました。
これにともない,大学のLMS(learning management system:大学独自のオンライン学修用情報サイト)である「BEEF」上に課題・データ・指示などを出すこととなりますが,BEEFは全学生の一斉アクセスを前提に設計されているものではなく,他大学の先例を見ると,開講後,システムが「落ちる」(アクセスできなくなる,アクセスできても公開されている動画ファイルが見られない,など)可能性は本学でも高いものと思われます。
そこで,石川研究室では,学生の皆さんの学修機会の保証のため,少なくとも開講後数週間については,BEEFに依存せず,一般サーバーなどを利用して必要なデータなどを提供することとします。データへのリンクは,学生への個別通知で対応します。
◎このページをご覧になったらすぐにやっていただきたいこと(2020年3-4月限定)
(1)「受講生登録フォーム」に氏名・学生番号・パソコンのメールアドレスなどを登録してください。
(2)クラスに友人がおられる場合は,この情報(フォームへのアドレス等登録依頼)を可能な範囲でシェアしていただけると幸いです。
(3)大学では学生各人に学生番号+kobe-u.ac.jpのアドレスを発給しますが,年度当初はこのアドレスに出しても届かないことが多いため,皆さんが普段使っているアドレスを登録してください。アドレス提供に抵抗感がある場合は,googleやyahooなどで使い捨てアドレスを取得して登録していただいてもまったく問題ありません(ただし,授業の連絡はそのアドレスに送りますので定期的にご確認ください)
(4)フォームに必要事項を登録された方は,パソコンからのメールが受け取れるように設定してください。当方から送付するメールの件名は「神戸大英語AEC(石川):・・・」のようになる予定です。メールが届かないと思った場合は,「ゴミ箱」や「迷惑メール」に振り分けられていないかご確認よろしくお願いします。
(5)収集したアドレスは授業情報の通知の目的のみに使用し,授業終了後は,すべてのアドレス情報を削除します。
「全面オンライン学修」というのは,学生にとっても,我々教員にとっても,大きなチャレンジですが,「新しい時代の学び方をみんなで実験する」という積極的な側面もあります。それでは,Q1の7週間,しっかり学修していきましょう! 対面授業が解禁され,皆さんと教室でお目にかかれる日を待っています。 いしかわ
2020/04/08
2020.4.8 新年度授業への対応(随時更新)
2020/5/5 最終更新
4月7日に兵庫県に緊急事態制限が出され,神戸大の開講は5/7~となりました。記録として,当研究室での現在の対応状況をまとめておきます。
(1)大学院ゼミ
5/5
大学院のゼミはほとんど問題なく,定例化できました。とくに,1)MとDを分割し,2)前日までに学生が報告を提出,それを当日添削する,というスタイルはやってみると非常に合理的で,仮に対面授業が再開されてもこのやり方を続けたいと思うぐらいです。
4/22
Mゼミ,Dゼミ,それぞれ毎週水曜で定例化されました。1回,約90分。ちょうど対面式の場合と同様です。対面式では,学生はゼミのその場で印刷して資料配布だったのですが,オンラインゼミになって前日火曜にMLに送る,教員事前チェック,水曜にそれぞれ指導を行う,ということで,むしろ効率化が図られている気がします。
4/8
すでに4月冒頭から週に1回,Zoomでのゼミを実施しています。初回は9人で実施しましたが,その人数だと効率的なコミュニケーションが難しくなることが分かったので,4/8以降は,後期課程ゼミ(教員含めて5名),前期課程ゼミ(教員含めて5名)にわけて,実施しています。
(2)大学院講義
5/5
学生登録も完了。学生には早期の受講を推奨。
4/29
講義ビデオが10週目まで完成。アップロード完了。BEEF反映完了。※ビデオは後で編集するとサイズが巨大化することが判明。教科書5章分は新規に取り直し。「90分1本」のようにするのではなく,1回の授業についても,内容の切れめに応じて20分程度の小さいビデオを複数作る方針に転換。
4/22
講義ビデオが2週目まで作成,アップロード完了。本日3週目を収録予定。
4/8
Zoomでの講義ビデオ作成を行う予定です(未着手)。
(3)全学共通講義
5/5
Q2用の全講義ビデオの作成とアップロードが完了。5/7の開講前に前期全体の用意が整った格好となった。
5/2-4
Q2も遠隔の可能性が高まったため,集中的にQ2用スライドの作成と講義の録画を行う。
4/24
第2回のzoom交流会。2回実施で約半数が参加。
4/23
作成済みの動画をPC上で一部カットするとサイズが膨大になったり,画質が劣化することが判明。結局,youtube上で1つ1つのファイルの末尾をカットすることに。作業完了。
4/22
Youtubeアップロード済みの動画の最後に,不要部分(講義が終わって「資料共有」を停止するまでの動きがそのまま録画されていた)があることがわかり,youtubeのeditor上で削除処理。カットするのは1分でも,20分の動画なら処理は同じだけ(20分)かかることが判明。今後はアップロード前にカット作業すべき。
4/21
全7回(Q1)×4種=約28本のビデオがすべて収録完了。アップロード完了。
4/20
zoomでの学生交流会実施。1クラス20分程度。各クラス10~15名の登録完了者に対して,参加は4名~9名程度。学生の不安やニーズを把握。
4/19
開講までのzoomでの学生交流会を企画。4/18までの登録完了者対象にinvitation発送。
4/13
大学の「うりぼーネット」,LMSの「BEEF」,Blogger上の告知ポストの3点に,とりあえずの情報公開が完了しました。4/13以降,大学のアカウント情報が新入生に配布されるとのことですので,なんとか間に合いそうです。
4/8
Zoomで講義ビデオを作成中です。大学決定により,第1クオータの7回分はすべてオンラインで実施となりますので,1回の授業につき,《予習タスクに回答したあと,3~4本の講義ビデオを見ていただき,その後,さらに講義ビデオに基づくタスクにオンラインで回答,次回にフィードバックビデオを見る》といった流れにする予定です。
今回,全国の大学教員には,何の準備もない状態で,突然,「強制的オンライン化」が課されたわけですが,よく考えてみると,講義配信は英米などの大学では以前から当たり前になっており,「やるべきだがやっていなかったことを(無理やり)やる」契機になったという側面があるかもしれません。
ライブの授業だと,学生の反応が良い潤滑油になって授業が回っていきますが,誰もいないところでビデオに向かって一方的に話したものを録画し,後で見直すと,説明の粗さや,流れのまずさが如実にわかります。小中高の教員に比べ,授業を振り返る機会が少なかった大学教員にとって,強制オンライン化は授業力を磨くチャンスになるかもしれません。長期の家ごもりでいささか気がめいりますが,そうした思いで過ごしていきたいと考えています。
4月7日に兵庫県に緊急事態制限が出され,神戸大の開講は5/7~となりました。記録として,当研究室での現在の対応状況をまとめておきます。
(1)大学院ゼミ
5/5
大学院のゼミはほとんど問題なく,定例化できました。とくに,1)MとDを分割し,2)前日までに学生が報告を提出,それを当日添削する,というスタイルはやってみると非常に合理的で,仮に対面授業が再開されてもこのやり方を続けたいと思うぐらいです。
4/22
Mゼミ,Dゼミ,それぞれ毎週水曜で定例化されました。1回,約90分。ちょうど対面式の場合と同様です。対面式では,学生はゼミのその場で印刷して資料配布だったのですが,オンラインゼミになって前日火曜にMLに送る,教員事前チェック,水曜にそれぞれ指導を行う,ということで,むしろ効率化が図られている気がします。
4/8
すでに4月冒頭から週に1回,Zoomでのゼミを実施しています。初回は9人で実施しましたが,その人数だと効率的なコミュニケーションが難しくなることが分かったので,4/8以降は,後期課程ゼミ(教員含めて5名),前期課程ゼミ(教員含めて5名)にわけて,実施しています。
(2)大学院講義
5/5
学生登録も完了。学生には早期の受講を推奨。
4/29
講義ビデオが10週目まで完成。アップロード完了。BEEF反映完了。※ビデオは後で編集するとサイズが巨大化することが判明。教科書5章分は新規に取り直し。「90分1本」のようにするのではなく,1回の授業についても,内容の切れめに応じて20分程度の小さいビデオを複数作る方針に転換。
4/22
講義ビデオが2週目まで作成,アップロード完了。本日3週目を収録予定。
4/8
Zoomでの講義ビデオ作成を行う予定です(未着手)。
(3)全学共通講義
5/5
Q2用の全講義ビデオの作成とアップロードが完了。5/7の開講前に前期全体の用意が整った格好となった。
5/2-4
Q2も遠隔の可能性が高まったため,集中的にQ2用スライドの作成と講義の録画を行う。
4/24
第2回のzoom交流会。2回実施で約半数が参加。
4/23
作成済みの動画をPC上で一部カットするとサイズが膨大になったり,画質が劣化することが判明。結局,youtube上で1つ1つのファイルの末尾をカットすることに。作業完了。
4/22
Youtubeアップロード済みの動画の最後に,不要部分(講義が終わって「資料共有」を停止するまでの動きがそのまま録画されていた)があることがわかり,youtubeのeditor上で削除処理。カットするのは1分でも,20分の動画なら処理は同じだけ(20分)かかることが判明。今後はアップロード前にカット作業すべき。
4/21
全7回(Q1)×4種=約28本のビデオがすべて収録完了。アップロード完了。
4/20
zoomでの学生交流会実施。1クラス20分程度。各クラス10~15名の登録完了者に対して,参加は4名~9名程度。学生の不安やニーズを把握。
4/19
開講までのzoomでの学生交流会を企画。4/18までの登録完了者対象にinvitation発送。
4/13
大学の「うりぼーネット」,LMSの「BEEF」,Blogger上の告知ポストの3点に,とりあえずの情報公開が完了しました。4/13以降,大学のアカウント情報が新入生に配布されるとのことですので,なんとか間に合いそうです。
4/8
Zoomで講義ビデオを作成中です。大学決定により,第1クオータの7回分はすべてオンラインで実施となりますので,1回の授業につき,《予習タスクに回答したあと,3~4本の講義ビデオを見ていただき,その後,さらに講義ビデオに基づくタスクにオンラインで回答,次回にフィードバックビデオを見る》といった流れにする予定です。
講義ビデオ(作成中のもの)
今回,全国の大学教員には,何の準備もない状態で,突然,「強制的オンライン化」が課されたわけですが,よく考えてみると,講義配信は英米などの大学では以前から当たり前になっており,「やるべきだがやっていなかったことを(無理やり)やる」契機になったという側面があるかもしれません。
ライブの授業だと,学生の反応が良い潤滑油になって授業が回っていきますが,誰もいないところでビデオに向かって一方的に話したものを録画し,後で見直すと,説明の粗さや,流れのまずさが如実にわかります。小中高の教員に比べ,授業を振り返る機会が少なかった大学教員にとって,強制オンライン化は授業力を磨くチャンスになるかもしれません。長期の家ごもりでいささか気がめいりますが,そうした思いで過ごしていきたいと考えています。
2020/04/02
2020.4.2 兵庫県立神戸甲北高校教員研修会
表記で,先生方を対象とした講演を行いました。
講演者:石川慎一郎
講演題目:「探求指導入門:教えるのか引き出すのか」
神戸甲北高校では,探求活動の強化を目指しておられます。探求は,とくに,総合科や単位制の学校において,様々な教科・単元の学びを一元的に架橋・統合する大きな可能性を持っています。熱心な生徒さんの多い甲北の探求指導の展開が楽しみです。
講演者:石川慎一郎
講演題目:「探求指導入門:教えるのか引き出すのか」
神戸甲北高校では,探求活動の強化を目指しておられます。探求は,とくに,総合科や単位制の学校において,様々な教科・単元の学びを一元的に架橋・統合する大きな可能性を持っています。熱心な生徒さんの多い甲北の探求指導の展開が楽しみです。
2020/04/01
2020.4.1 新年度スタート
本日より新年度がスタートしました。
新年度の動き
・2020年度のゼミは,D3(1名),D2(2名),M2(1名),M1(3名)の7名となりました。このほか,当ゼミ出身で今春博士号を取得した外国人特別研究員(1名)の引き受けをしています。
・科学研究費補助金(基盤B)「アジア圏英語学習者の作文・発話に対する世界最大級公開型評価データセット開発と分析」(20H01282 )が採択されました。これまでの科研を引き継ぎ,アジア圏国際学習者コーパスICNALEの産出サンプルに対する体系的な評価データの収集を進めます。同じ作文でも高く評価する人と低く評価する人がいる・・・評価はどこまで客観化できるのか・・・客観化できるなら機械でもいいのか・・・といった私のかねてよりの疑問を改めて考えていく3年間にしたいです。
→事業報告
・神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門の部門長になりました。前回は2011~2016年度まで同職を務めました。4年ぶりとなります。
→コンテンツ研究部門
・英語コーパス学会の7代目の会長に就任しました。日本のコーパス研究をさらに盛り上げ,後進に譲り渡していくため,精進したいと思っています。
→学会HP
神戸大のキャンパスのさくら
(本年度は新型肺炎対策で,学生のクラブ活動が全面禁止されており,例年の春とは異なり,静かでさみしいキャンパスとなっています)
新年度の動き
・2020年度のゼミは,D3(1名),D2(2名),M2(1名),M1(3名)の7名となりました。このほか,当ゼミ出身で今春博士号を取得した外国人特別研究員(1名)の引き受けをしています。
・科学研究費補助金(基盤B)「アジア圏英語学習者の作文・発話に対する世界最大級公開型評価データセット開発と分析」(20H01282 )が採択されました。これまでの科研を引き継ぎ,アジア圏国際学習者コーパスICNALEの産出サンプルに対する体系的な評価データの収集を進めます。同じ作文でも高く評価する人と低く評価する人がいる・・・評価はどこまで客観化できるのか・・・客観化できるなら機械でもいいのか・・・といった私のかねてよりの疑問を改めて考えていく3年間にしたいです。
→事業報告
・神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門の部門長になりました。前回は2011~2016年度まで同職を務めました。4年ぶりとなります。
→コンテンツ研究部門
・英語コーパス学会の7代目の会長に就任しました。日本のコーパス研究をさらに盛り上げ,後進に譲り渡していくため,精進したいと思っています。
→学会HP
神戸大のキャンパスのさくら
(本年度は新型肺炎対策で,学生のクラブ活動が全面禁止されており,例年の春とは異なり,静かでさみしいキャンパスとなっています)
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