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2024/02/23

2024.2.23 英語コーパス学会「コーパスと言語変異SIG」研究会にオンライン参加

表記の研究会にオンラインで参加しました。

イベントURL

・研究発表1
「英語のポップカルチャーの中に見られる日本語借用語-2000年代の洋楽に注目して-」
河野 美月(関西学院大学教育学部学部生)

・研究発表2
「keywordとn-gramから見たマザーグースのphraseology」
谷 明信(関西学院大学)

・研究発表3
「生成AIの添削は英語エッセイの使用語彙のレベルをどう変えるのか?」
杉森 直樹(立命館大学) 


どれも興味深い発表でした。3つ目のご発表はとても啓発的なもので、お話を聞きながら、英語教育において添削をAIにさせるのはよいとしても、それだったら、そもそもAIに最初から英語で作文させたほうが早いじゃん・・・と生徒・学生が言い出さないかなあというような印象を持ちました。また、そう言い出した場合に、教師はどうこたえるべきなのか、これは悩ましい問いです。AI全部だめ、というのであれば(頑固で古臭いということは別にして)話は早いですが、一方で、添削には使っていいが作文には使っていけないよ、というのは、電卓を渡しておいて、足し算はしてよいが掛け算には使うな、と言っているようにも思え、このあたり、ややもやもや感も残るところです。結局は、不幸にしてこういう時代に教師をやっている我々の覚悟なり、知見というものが問われてくるのでしょう。

2024/02/19

2024.2.19 兵庫県立兵庫高校探究中間発表会を観覧

お招きをいただき、表記を観覧しました。

兵庫高校の探究の魅力は、生徒の自主性を最大限に生かしておられることで、多くのみなさんが、ご自身の関心を大切にして探究に取り組んでおられます。

開催前には、同校の先生方から取り組み概要についてご教示いただきました
(画像匿名加工済み)

どの学校に行っても感じるのですが、最近の高校生は昔に比べてはるかに忙しくなっています。そうしたなかで、探究を具体的に、かつ効果的に、日々の指導に落とし込んでいくためには、教師が使える時間、生徒が使える時間、探究の位置づけ、探究で目指すべき地点と水準などなど、多くのパラメタを組み合わせた難しい方程式を解くような作業が必要になってくるでしょう。地域を代表する兵庫高校の生徒さんのさらなる発展が期待されるところです。

2024/02/17

2024.2.17 兵庫県立姫路西高校SSH成果発表会に出席

表記に招待をいただき、来賓として出席しました。会場は姫路駅前の「アクリエ姫路」。立派なホールで、生徒さんはすばらしい発表をなさいました。


今回は、課題研究外部指導員としての参加です。
他にも京都大や兵庫県立大の教員が数多く指導員になっておられます。


駅から5分の立派な大規模施設でした。

ホール入り口

午前中はポスター発表を聴講(画像匿名化加工済み)

午後は代表生徒の発表を聞きます。1か月前に指導した3班も
英語で立派に発表をやり遂げました(画像匿名化加工済み)

 

2024/02/14

2024.2.14 東洋大学でオンライン講演

表記で、海外学生向けのオンライン講演を行いました。

《2024春季東洋大学ビジネス日本語ポイント講座》
1) 日時:2024年2月14日(水)13:00~14:30(90分、質疑応答を含む)
2)   テーマ:ビジネス日本語と翻訳・通訳-2つの言語を行き来する面白さ-
3)   担当講師:石川慎一郎
4) 所属:神戸大学・教授
5)   対象:N2以上
6)   受講料:無料   

昨年度に引き続き、2回目の登壇ですが、今年も参加者の方の熱意が高く、大変充実した時間になりました。


講義では翻訳理論を概観した後、Ai翻訳に触れるのですが、1年間の動きが激しく、毎年、スライドを大幅に作り直すことになります。今回は講演会の直前に、GoogleのBard-->Geminiへの変化がありました。

2024/02/11

2024.2.11 神戸大学附属中等教育学校2023年度「授業研究会」及び「SSH 報告会」で講話

表記で研究助言と講話を行いました。 


SSH指定のもとで、高度な探究活動を展開しておられる附属の先生方に敬意を表します。ただ、これだけ質があがってくると、探究というものは、何をどこまで目指すべきなのか、改めて感がる必要が出てくる気もします。その意味で、一緒に講話された山田先生が、高校生がいたずらにむつかしい統計手法を使うことに疑問を示されたことは大変心に残る指摘でした。大学(院)生の単なる先取りなのか、そうでないのか、そうでないなら何が究極の目的なのか、関係者は今後も議論を続けていく必要があると思われます。


2024/02/09

2024.2.9 G-Naviシンポジウム/第42回神戸大学グローバル教育センターコロッキアムに参加

本学グローバル教育センターが主催する表記のイベントに参加しました。大学関係者のご発表はもちろん、パソナの方の発表、神戸市役所の方の発表など、いろいろと勉強になることが多い一日となりました。




ちなみに、学内でよく聞くG-NaviがGlobal Nada Villageの略だと知ったのが今日一番の驚きです。

2024/02/03

2024.2.3 学習者コーパスシンポLCSAW6 実施

科研事業として表記を開催しました。

イベントのURL 


 当日は、石川のほか、ゼミ生3名もポスター発表で参加しました。

左から石川・飯島真之(M2)・廉沢奇(M2)・陳迪(D2)

冒頭のあいさつでも述べたのですが、まがりなりにも6回このイベントを続けてこられたのは、この分野に関心をもってくださる方が多くいてくださるおかげだと思います。学習者コーパス研究(LCR)は、すそ野の広い研究分野であり、ICNALEやI-JASが普及する中で、LCRの研究がさらに活発になっていくことを期待します。

2024/02/02

2024.2.2 国際文化学研究科外国語教育コンテンツ論コース修士最終試験

表記が開催され、石川ゼミからは2名の学生が最終発表・最終審査に臨みました。

1040-1110
M2 廉沢奇「日本語日常会話におけるABAB型オノマトペ―母語話者・学習者コーパス調査に基づいて―」
本研究は習得が難しいとされるABAB型オノマトペについて、コーパス言語学の手法を用い、日常会話に絞って、(1)まず学ぶべき重要語、(2)音と意味の関係性、(3)学習者の使用実態、(4)教材のあり方について調査を行い、今後のオノマトペ教育に提案した。



1110-1140
M2 飯島真之「現代英語における確信度副詞―コーパス研究結果の教育的応用を目指して―」
英語における確信度副詞(ADC)(certainly、definitely、probably、maybe等)の概要や研究課題を概観し、コーパス言語学の手法を用いて、(1)現代英語、及び(2)教育的視点の2観点から、ADC使用を考察する。また、研究から得られた教育的示唆についても議論する。


2年間(廉沢奇君は研究生含めて2年半)、お疲れさまでした! 

2024/02/01

2024.2.1 兵庫県立伊川谷北高校で講演

表記で1年生向けに、2年次以降の本格的な探究の導入講演を行いました。 同校では、1年次は身近な学校の問題を取り上げてミニ探究をなさっておられます。導入としては取り組みやすく良いテーマだと思われます。


なかなかユニークな提案も。

ただ、限られた時間で、どの程度までやらせるのかは、どの学校においても悩ましい判断だと思われます。探究というのはしっかりやろとすると時間がどんどん溶けていくものなので…。まじめで意欲的な伊川谷北の生徒さんのさらなる発展が期待されます。