津名高校では、英語による探究発表活動をやっておられ、わたしは夏と冬の年2回でかけています。 毎年、夏に比べると冬の出来が格段によくなっており、高校生の成長を間近で見ることができるのが楽しみです。今年の生徒さんも、例年に負けず、良い発表をしてくださいました。
津名までは、京都から舞子までいき、乗り換えてバスで行くのですが、途中の景色がいつも楽しみです。
神戸大学 大学教育推進機構/大学院国際文化学研究科外国語教育論講座/数理・データサイエンスセンター 石川慎一郎研究室の活動報告サイトです。 研究室トップページ http://language.sakura.ne.jp/s/
津名高校では、英語による探究発表活動をやっておられ、わたしは夏と冬の年2回でかけています。 毎年、夏に比べると冬の出来が格段によくなっており、高校生の成長を間近で見ることができるのが楽しみです。今年の生徒さんも、例年に負けず、良い発表をしてくださいました。
津名までは、京都から舞子までいき、乗り換えてバスで行くのですが、途中の景色がいつも楽しみです。
中国武漢にある湖北大学主催の国際シンポで、講演(オンライン)を行いました。この大学は、ゼミの卒業生(博士号を取って帰国)の就職先でもあり、卒業後も変わらぬ学縁が続いていることに感謝です。
表記で、アクティブラーニング型の授業実践(数学・国語)を視察し、講話を行いました。大変意欲的な授業で大いに感銘を受けました。
Wiggins & McTighe (2005)のUnderstanding by Designで提唱されたように、一般論として、ALの授業では、わからせたいbig ideasがあり、それに連関したbig questionがあり、その正解を定義した上で、その問いを模索させるシナリオを設計した後、詳細な授業設計を組んでいきます。
一方で、多くのAL実践では、話し合いや発表という手法が前に出てきやすいということは、以前から感じていました。このギャップを埋める必要がありそうです。
ALにふさわしい問を見つけ、それをうまいシナリオに落とし込み、学習者の思考を活性化させ、教師による網羅(cover)ではなく学習者による発見(uncover)をもたらす授業技術というのは、小中高大含めてもっと広がっても良いのではと感じます。
表記で審査と講評を行いました。東高校は初めて伺ったところですが、京橋駅前徒歩すぐ、という驚きの便利な立地でした。英語科の生徒さんということで、英語の」発表はどれも立派でした。 探究調査のほうで、さらに深堀をしていただければなおすばらしいものになるでしょう。今後の発展が楽しみです。
サウジの大学が主催する応用言語学会(何年か前に発表したことがあります)で、BNC2014(Love 2020)の開発者であるRobbie Love教授の講演をオンラインで聴講しました。
BNC2014 Spokenにはこれからのコーパス開発の手本となるさまざまな工夫がなされているのですが、開発者本人から話が聞け、大変勉強になりました。
講演メモより
1)6700万人の英国の人口に対する代表性には疑問があるが、他に方法はない
2)既存のオンライン検索システムは書き言葉用のものが多い。書き言葉は1テキストは1ソースと簡単に結びつくが、複数名が同時に発話する話し言葉ではそれは通用しない。この意味で、話者区分を組み込んだ話し言葉データ用の検索システム開発は大きな挑戦であった
3)コロケーションの境界画定の問題
4)BNC1994/BNC2014の比較でで時代変化が見られる(と思われる)が、この点についてはすでに批判の声もある(i.e., 2点の頻度だけ見て、その間の頻度情報なしに、増加や減少などのトレンドが取り出せない)
5)Chat GPTにauthenticな英国人の会話を出せ、というとすでに出してくれるがその信頼性は不明。将来の発話データ収集とトランスクリプション作業は、スマートグラスなどを着用してもっと簡単にできるようになるのかもしれない。