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2023/03/28

2023.3.28 The ICNALE Guideと「ベーシック応用言語学2版」が刊行

偶然、同じ日付で2冊の本が出ました。

The ICNALE Guide(Routledge) Amazon


The ICNALE Guideは、10年以上やっているICNALE プロジェクトの集大成的なもので、ともかくもこれを出せて、大きな荷物を下ろした気分です。


ベーシックコーパス言語学第2版(ひつじ書房)Amazon


こちらはめでたく2版になりました。この間の変更を反映したほか、diversity & inclusionや批判的応用言語学のアプローチに関する新章を加えました。


 

2023.3.28 作業メモ MATのインストール

・プログラムインストール後、実行してもタグ付けがなされない

・0で割るエラーが表示

→MATインストール時の最初の画面の注意を読んで、Javaを別途入手してインストールすること

 

2023/03/11

2023.3.10 The 32nd Joint Workshop on Linguistics and Language Processingで招待講演

言語学系の研究会JWLLP-32で講演を行いました。

[Invited Talk]

The ICNALE Global Rating Archives: A New Dataset for the Analyses of L2 Learners' Spoken and Written Outputs

Shin Ishikawa

司会は、以前にもお世話になったJong Bok Kim 先生でした。


今回の講演のために、40分を2つに分けて、事前にビデオ撮りを行いました。これが大変で、丸2日使ってしまいましたが、おかがで自分のやっていることを整理する良い機会となりました。発表の機会をくださった早稲田大の原田先生に御礼申し上げます。


講演ビデオより



2023/03/09

2023.3.9 科研関係の経費区分について(個人メモ)

2023/3/9現在


●日本語・英文書きおこし(テープ起こし、テキスト文字化など)→購入

●英文校正 →経費(報酬:物件費)(★源泉があると購入ではなく経費扱いになる)

●日本語形態素解析チェック(個人) →謝金

●日本語形態素解析チェック(業者) →購入 


何度も何度も間違えて事務に迷惑をかけています。が、会計専門家でない者にとってはなかなか理解が困難な区分ではあります。

2023/03/04

2023.3.4 大学英語教育学会関西支部研究大会に出席

表記の研究会に出席し、基調講演を拝聴しました。

吉田研作先生(上智大)
「語学教室の概念の再定義の必要性ー金魚鉢と大海の境界の消失ー」

JACET関西支部ウェブサイトより、大会ポスター


吉田先生のfishbowlのお話はずっと昔から何度か伺っていましたが、今日の講演で、先生は、最近になってfishbowlとopen seaの境界があいまいになっている点を指摘しておられ、非常に感銘を受けました。たとえば、教室はfishbowlですが、その中でも、オンライン国際交流など、ICTを使ってセミリアルな外国語の体験ができるようになっています。また、教室外の外の世間はopen seaのはずですが、たとえばChatGPTなどは リアルなようなリアルでないような不思議な存在になっています。fishbowlはopen seaに接近し、open seaはfishbowlに接近する時代の中で、外国語の教育で「リアル」をどう考えるのか、「学習・習得」の切り分けをどう考えるのか、いろいろと啓発されました。

2023.3.4 英語コーパス学会語彙研究会に参加

表記に参加しました。

英語コーパス学会語彙研究会2022年度研究会(2023年3月4日)

ウェブサイト


プログラム

13:00-13:05 開会の挨拶(研究会代表)

13:05-13:35
高橋秀斗(東京外国語大学学部生)・高甜(東京外国語大学大学院生)・佐野洋(東京外国語大学)「中日対訳コーパスの開発とその利用-中国語「会」、日本語「のだ」の対照分析-」

13:35-14:05
澤口遼(関西大学第一中学校)「日本人大学生への英語論証文定型表現教授項目選定の試み―語彙表Academic Formulas Listを活用して―」

14:05-14:35
飯島真之(神戸大学大学院生)「ICNALEを用いた日本人学習者の英作文における確信度副詞使用実態―アジアのEFL圏6地域の比較―」

14:45-15:15
竹下綾音(九州大学学部生)「日本の高校生のライティングに見られるスペルエラーの傾向」

15:15-15:45
三河尻紀明(東京外国語大学大学院生)“Comparative Study of Lexical Bundles Used in Spoken English and Japanese Elementary and Junior High School English Textbooks”

15:45-16:15
仁科恭徳(神戸学院大学・オックスフォード大学)「若者世代の言葉をコーパスで斬る」

16:15-16:20 閉会の挨拶(研究会副代表) 


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表記では、石川ゼミの飯島さんも発表させていただきました。

飯島さん 発表風景


2023.3.4 筑波大学磐崎 弘貞教授最終講義に出席

表記にオンラインで出席しました。磐崎先生には、若いころからご指導をいただいており、一度、筑波に講演に呼んでいただいたこともあります。筑波のカレー屋さんに連れて行ってくださったことを懐かしく思い出します。今年出席した3つの目の最終講義ですが、「笑って終える」という演題にあるとおり、ユーモア爆発のご講義で、先生の人柄が伝わってくる素晴らしいお話でした。

※筑波大学ウェブサイトより

 

2023/03/03

2023.3.3 国立国語研究所「日常会話コーパス」シンポジウムVIIIで発表

表記で発表いたしました。


 

1300-1345 ポスター発表A3
発表題目:「語彙頻度に基づく学年推定モデリング:小中高大生作文コーパスJASWRICを用いた検討」



発表では、2022/8に初版をリリースしたJASWRICの形態素解析修正作業について報告し、2023/3にリリースしたv1.1の紹介を行いました。また、v1.1を用い、助詞・名詞・動詞の各々をサンプルとして学年を推定する重回帰分析の結果について報告しました。出席くださった方から、推定が目的であれば品詞を分ける必要はないのでは、という指摘があり、なるほどと思った次第です。

作業メモ
13学年をマージして13ファイルをケースにすると、変数は12までしか取れない。ステップワイズに投入する変数の数を増やすには(たとえば50とか100)、ケースをより細かく分ける必要がある。個人ファイルにすれば700ケースまで増やせるが、そうすると頻度0が続出することになり、このあたり、少し手法の工夫が必要。。。