前半は「海外に日本の食材を生かした新メニューを提案する」というテーマに沿った生徒さんの修了発表を拝聴し,審査を行いました。
後半の運営指導委員会では,同校の取り組みに関して,特に評価できる点として,1)企業との連携,2)地域の重視,3)基盤理念(「三方よし」)の明確化の3点を挙げました。また,今後の課題として,1)論理性の強化,3)グローバル人としての対人配慮力の強化,3)調査研究力の強化を指摘させていただきました。
当日他の委員とも話したのですが,食は身近な良いテーマに見えて,きちんと扱うのはなかなか難しいものです。
たとえば,アメリカなりヨーロッパなりから,「日本人は魚を食っているから背が伸びない。肉をもっと食え」と言われると,多くの日本人は眉を顰めるでしょう。海外に日本食を紹介するときに,自分が無意識のうちに同じことをしていないか,ちょっと立ち止まって考えてみるセンスが「グローバル」ということなのかもしれません。