このブログを検索

2022/10/28

2022.10.28 神戸大院外国語教育コンテンツ論コース集団指導でゼミ生発表&歓迎会

表記で3人のゼミ生が発表しました。今回は初めてのポスター発表形式でしたが、インタラクションンが増えてよかったように感じました。


外国語教育コンテンツ論コース第4回集団指導
2022年10月28日(金)9:00~
開催方法:対面、D615教室

M1 飯島 真之「日本人英語学習者による英作文における英語確信度副詞使用―ICNALEの6EFL地域別頻度調査に基づいて―」

M1 廉 沢奇「学習者コーパス調査をふまえた、日本語学習者のABAB型基本オノマトペの使用実態の解明」

D1陳 迪「発話における日本語学習者の高頻度使用漢語動名詞」


・・・・・・・・

終了後、(研究生にとっては入学後1年以上たっていますが。。。)歓迎会として神戸の北野に行きました。ゼミで大学外で集まるのは、コロナの前以来なので3年半ぶりとなります。

食事のあとは、異人館散歩、北野天満宮で絵馬の奉納、その後足を延ばして元町中華街で解散とあいなりました。楽しいひと時でした。


北野天満宮

ザ神戸、的な風見鶏の館

ザ神戸2,元町中華街



 

2022/10/25

2020.10.25 国立国語研究所研究会で発表

共同研究員として参加している「多世代会話コーパスに基づく話し言葉の総合的研究」の内部研究会で発表(ショートトーク)を行いました。

10月25日 18:10〜19:10
石川慎一郎(神戸大学)「「小中高大生による日本語絵描写ストーリーライティングコーパス(JASWRIC)」に見る13年間の動詞使用の変化」 


このほか、発達系の研究者の2名の発表をうかがうこともできました。異なる観点からの言語的な「発達」の見方も知ることができ、勉強になる時間でした。


2022/10/16

2023-2026 科研(基盤B:WE拡張)進捗報告

最終更新日 2023/2/23

2023~2025年度 科研(基盤B)「ICNALE WE22構築」(23H00641) 進捗報告


◎このエントリの位置付け
本エントリは,報告書「科学研究における健全性の向上について」(日本学術会議,2015年3月6日)の(2)-1および(2)-5アで指摘されている「研究ノート」の電子版として位置付けています。その都度の準備の状況・実験の過程・問題点などを時系列的に記録し,誤記の修正などを除き,過去の内容は変更しないこととします。

◎事業目的
ICNALE WEをアジア圏のデータ未収集国に広げ、アジアにおけるカバー率の上昇を目指す。

◎事業経緯
旧科研(2020~2022年度、基盤B)の末期にミャンマーでのデータ収集ができる可能性が生じ、旧科研のサブプロジェクトBとしてミャンマーでのデータ収集事業を開始。しかし、政変による状況の不安定さのため、協力者が離脱し、2022年度中でのデータは白紙になる。事業は新科研に継続。

【収集ターゲットと進捗(2023/8現在)】

●当初予定
重点地域(100名) Cambodia, India, Malaysia, Vietnam
その他10地域(50名) Bangladesh, Bhutan, Brunei, East Timor, Laos, Maldives, Mongol, Myanmar, Nepal, Sri Lanka
※合計400+500=900 

●2023 Stage 2収集計画

India
Aim: +17 (50 in total) or +67 (100 in total)
Sukwhinder: firstly 10
Agdeppa, Selwyn and Charles: 7 or 57

Laos
Aim: +34 (50 in total)
Somchay: +34

Myanmar
Aim: +11 (100 in total)
Aye: +11

Mongolia
Aim: +34 (50 in total)
Now recruiting new collaborators

______________________________________

Vietnam
Aim: +50 or +100
Agdeppa: 10
<Shin collects 40>

Bhutan/East Timor
Aim: +50
Exclude the targets of Stage 2

Brunei
Aim: +50
Agdeppa's former Prof. 50 (may include some grad students)

Sri Lanka
Aim: +50
Agdeppa less than 10
<Shin collects the remaining?>

Nepal
Aim: +50
Bishnu: 50?


●2023収集計画と進捗(8/28現在)
【100目標】
 Malaysia 107人 ★目標クリア
 Bangladesh 101人 ★目標クリア
 Myanmar 89人
・・・・・・・・・・・・・・
【50目標】
Cambodia 52人 ★目標クリア
India 23人
Laos 16人
Mongolia 6人
合計 (910人) 394人

2023/8/29現在収集状況とStage 2の目標値

2024/1/10現在の収集状況(※採用数が今後変更する可能性あり)


【進捗報告】 旧科研関連分含む

---------LCSAW関連------------
(2024年2月)
2/2 事前打ち合わせ
2/3  シンポ実施
2/17 websiteを更新(記録写真のアップ)

(2024年1月)
1/5 一般公募の締め切り(予想外に集まってよかった)
1/5 招待発表者への口座登録依頼
1/6 会場本予約、採択通知の発出
1/8 プログラムv1の作成、チェック依頼
1/8 ウェブサイトの更新(LCSAW5の情報追加)
1/9 プログラム最終版の作成、MLでの告知、ウェブサイトの修正
1/10 ウェブサイトからのProceedingsリンクの修正、海外招待発表者への招聘状送付、Promisへの後援依頼、情報センターにビジターLANアカウント発給依頼、参加申し込みサイトに「対面のみ」である注記を追加
1/13 発表者で申し込みのない人に督促(1/12期限だったもの)

(2023年12月)
12/20 やるかどうか迷っていたが、思い立って発表募集告知を発出(here
12/20 招待発表者への意向伺い
12/29 招待発表者の追加

(2023年11月)
11/6 会場だけ仮予約
-------------------------------------

--------オンラインシステムメンテナンス関連--------------
(2024年2月)
2/14 オンラインシステムの整備状況を照会→月末まで予定

(2024年1月)
1/2 SEより返信
My senior colleagues insisted that they were not 100% sure, but very probably this option (selection of different part-of-speech tagsets for user English corpora) was not publicly available in the interface. If so, we cannot provide this tagset for tagging due to licensing.(古い社員に聞いてもはっきりしないが、たぶん、タグの選択システムは一般には公開していなかったはず)でも使ったのに。。。。
1/4 アイライトに連絡。新タグで統一の方向を連絡。
1/5 アイライト返信あり。FTPアカウント情報が必要、新タグでは3列全てのデータが必要とのこと。同日FTPアカウントデータを提供。
1/11 1/12 匿名化漏れのチェック、大学名の残存を数点確認→対応。
1/13 Antconcに全体ファイルを読み込む際に2つでエンコードエラーを検出→修正。前回のマージ作業では、並べ替えが効いておらず、その後に匿名化による内容変更が起こったため、再度マージ作業を一からやりなおし。Text Join作業で、すべてにおいてソートのプロセスを組み込み。Sketch Engineで全体を新タグでタグ付け(Tree Tagger v3.3)。あわせてアイライト向けに作業の詳細解説ビデオを作成、業者に送付。

(2023年12月)
12/22 業者(アイライト)にOnlineのシステム落ちへの対応を依頼。あわせて、JFICの作業開始を指示。あわせてWEについてはコードの違いを示し、タグ付け後のvertの3列データのどの部分を使っているのか照会。
12/22 利用者からの意見にもとづき、WE2.5のタグセットのチェック開始
=====================
CHN A2 PTJ
ENS XX2 PTJ+SMK
ENS XX3 PTJ
======================
AntconcでI-dをキーとして全vertデータを検証。上記4種のvert dataのみ、タグセットが他と異なっていることを確認。
 他全部:I-p, really-r
 4セット:I-d, really-a
Sketch Engine(expiresしていたので再入会)でデフォルトのtree tagger3(ceecusptjでも同じになる)で処理したところ、以下を確認。

◎旧タグ(CHN_B1 PTJ)
I PP I-p 代名詞はp
think VVP think-v
a DT a-x 冠詞はx
part NN part-n
time NN time-n
job NN job-n
is VBZ be-v
one CD one-m
of IN of-i 前置詞はi
the DT the-x
most RBS most-r 副詞はr
important JJ important-j 形容詞はj
things NNS thing-n
in IN in-i
college NN college-n
life NN life-n
<g/>

◎配布版の4ファイルのタグ

I PP I-d 代名詞がpでなくd
agree VVP agree-v
that IN/that that-i 前置詞と同等扱い
it PP it-d ここは変更なし
is VBZ be-v ここは変更なし
important JJ important-j ここは変更なし
・・・
Thus RB thus-a 副詞はa


◎本日時点のtt3でのタグ付け結果
I PP I-d
agree VVP agree-v
that IN/that that-i
it PP it-d
is VBZ be-v
important JJ important-j
※配布版と同等であることを確認

Sketch Engineに古いタグセットで作業できるか確認メールを発送
あわせて、検証用ファイルを作成し、業者に対応依頼

同じ語に、旧セットと新セットでどういうタグが付いているかの比較表を作成

12/23 Sketch Engineより返信あり。In this tagset, the pronouns are tagged with a tag starting "P", and thus the lempos suffix is "-p" instead of "-d". This part-of-speech tagset is available only for corpora annotated outside of Sketch Engine.Tree Taggerのタグとしては変わっておらず、もしpがつくならCLAWSでは?とのこと。CLAWSが使えるのはWmatrixで、たしかにそれも昔使っていた記憶もあるので、作業したのはWmatrixだったのだろうか・・? しかし、Sketch Engine側にCEECUSなど、10年前に自分が処理したコーパスの名称が残っているので、やはりSketch Engineで付けたのではないかと思われる。記憶があいまい。。。ともあれ、ダメな場合は、lempo(レマ+POS)だけ手作業で代えるか。。。
12/23 Wmatrixのアカウントが発給されたが明らかにデータの形式が違った。やはりSEだったと確認。

WmatrixのPOSタグ付け

12/23 SEに対して外部ではなくSEでそうしたタグができたことを主張するが話が通じない(新しく入ったスタッフ?)。Wmatrixを使った可能性もあるかとこちらで考え直す。Wmatrixのアカウント取得して実験するが同じようにはならない。やはりSEだろう。
12/24 業者から返信あり。サーバーダウンは解消したとのこと。Braveではシールド外さないとうまくいかないみたい。(前はいけたのに)
12/24 アイライトより返信。画面ブランク問題については、http"s"がつくと落ちる、ことを確認。石川サーバにアクセス不可とのこと。

(2023年10月)
10/28 ユーザーより連絡。マージファイルの中国A2のタグが他とずれているとの指摘。次期版で修正するよう回答。

----------------------------------


WE22本体作業分

(2024年2月)
2/5 謝金の着金完了

(2024年1月)
1/8 Stage2データ提出サイトをクローズ。検証準備。
1/9 エクセルからテキストファイルを作成・命名。検証作業開始。
1/10 Stage2の検証終了。結果を仲介者に通知、会計に支払い依頼。延長申請の文章を下書き、事務に添削を依頼。仲介者に協力者別の採択数を通知。
1/12 事務より作業者に謝金支払い準備の連絡。
1/13 上記の会計システム登録を完了。

(2023年12月)
12/5 事務より仲介者に契約書サイン依頼
12/11 修正して再送
12/18 督促
12/20 上記対応あり

(2023年11月)
11/1 会計より契約仕様書作成依頼
11/6 頻度データ処理システムの見積もり依頼
11/7 同上詳細情報を送信
11/8 仕様書のアップデートを行い事務に提出。現状を確認(インド77、ベトナム6,スリランカ4)。仲介者に状況シェア。
11/15 オンラインシステムへのアクセスにかかる照会あり、下限照会あり
11/21 下限について指示あり
11/23 仲介者よりインドデータのチェック依頼
11/24 対面で意見調整(部局決裁可能な範囲まで下限を下げて仕様出すことに)。現時点で集まっているデータの整理、テキスト化まで終了。
11/26 チェック終了、仲介者にフィードバック
現状確認
★インド 23+56=79 (+21目標)
★スリランカ3, ベトナム6は今年度の追加は困難
★Stage2はじまりのブルネイとネパールはまだ未収集。ミャンマーは+11目標だが、こちらも未収集か?
★Stage 2は現状88本受領。年末までに100いくか?
11/29 新仕様書チェック済


(2023年10月)
10/2 送金完了
10/6 投稿用論文の修正作業を再開(※5月に書いていたもの)
10/9 第2期依頼についてSecond priority諸国でのリクルーティングが難しいとの連絡あり。リクルーティング終了後再度相談することに。
10/11 投稿用論文を英文プルーフに出す
10/17 戻り原稿のチェックを開始
10/20 作業者と現状確認およびStage 2計画の詳細を確認
10/24 原稿のチェックを再開。3.1.3(地域比較)の内容がしょぼかったのでこの個所全面的に改訂。
10/28 後半いろいろ触って、投稿完了。

(2023年9月)
9/13 第1期の送金作業

(2023年8月)
8/4 KHM、BGDより追加データ送付あり
8/8 KHM、BGDの追加データのテキスト切り出し、重複チェックを開始するが、これまでの総体における重複見直しがありうるのでまとめて再チェックにかける
8/10-11 再チェックが終了。残ったデータを悉皆で語数計算。基準以下のものを棄却。最終的に408人を採用、362人を棄却。基本方針<2~3語レベルではなく10~15語スパン(KWICの一方のコンテキスト>で完全一致または酷似が認められたものを棄却。似た内容、表現があるが英語の単語選択などが一致していないものは、外部資料参考の可能性があっても自分なりの書き換えがなされていると判断して採用。コピーの時に入り込んだ「"」を一括で削除、「'」を上書きで置換。
8/12-15 Survey dataのチェック。個票から張り付けるのだが予想以上に面倒で時間がかかる。作業過程で高校生データ混入と、L1中国語学生?データの混入を確認。仲介者に確認依頼。
8/16 Vocテストスコアと、学習経歴アンケートの自動計算。
8/19 カナダでとったインド人追加データ到着。
8/19 Stage 2 計画の相談
8/22 インド追加到着
8/25 マレーシア追加到着
8/27-28 追加分含めての再検証。rejectが発生。
8/29 最終版として394、事務に報告、検収依頼。
8/29 Stage 2のためにGoogle Formを作成。剽窃しないよう重ねての忠告を行う。仲介者にGoogle Formを伝達。IND129→BDG165の修正対応。

従来のエクセルを置き換えたオンラインデータ収集フォーム


(2023年7月)
7/5 マレーシアから先行取得データが届く。1週間程度で検証の予定。作業手順の確認。
テキストファイル化→語数チェック→トピック間違い確認
7/6 バングラから先行取得データが届く。バングラは既存のコーパス研究ではほとんどカバーされておらず価値あるデータ。
7/9 別件の講演準備が終わりデータ処理に着手。まずエクセルのファイルタイプを連番変換。バングラ94件の作業を開始。
7/10 バングラ分、テキスト化→属性情報の集約化まで終わる。
PTJ 25144語  SMK 24414語
DupFileEliminatorを導入。バイナリレベルでテキストの重複を確認
 検証:PTJ  smoking, always, think, firstly,  really, tuition, working
 検証:SMK sometimes/usually/often/think/all/around/breathe/clean/air
 検証:survey/VST(合計とSDで重複を検出)
=======================
エッセイ重複疑 21/30/42/62/79
アンケート重複疑
44/75, 21/42/62/79, 20/48, 36/54/88, 32/61, 71/91
 →学生にやり直しを指示
=========================
リエゾンにフィードバック結果を送信。
7/11 リエゾンより最新状況の報告。調整案を提案。マレーシアのテキスト化。
7/12 丸1日かけて、インドのテキスト化と属性データの台帳転記終了。time-consuming。。。 後はマレーシアの属性転記だが、明日終わるか。。。
7/13 Malayの転記終了。段々慣れてきた! ちょっとほかの仕事をやる。
7/14 ばらばら検証をやりかけていたが、再度一から見直したくなり、BGG/IND/MYSの全ファイルを一括フォルダに集約し、1)DupFile Eliminatorと、MATの全標識数値の統合値の2観点で重複を機械的に抽出。エッセイの完全重複の認められたインドの42名/121名、タスク未了のマレーシアの2名/113名をreject決定。リエゾンにフィードバック
==========================
1) X  Malaysia
Aim: 70  Collected: 70   Accpted:68   Rejected:2 (Half done)
2) Y Malaysia
Aim: 30  Collected: 43  Accepted: 43
3) Z India
Aim: 90 Collected: 121  Accepted: 79  Rejected: 42 (Essay duplications)
===========================
7/15 カンボジア、ミャンマー、ラオスのデータが到着。
7/16 カンボジアとミャンマーのテキスト化が終了。
7/17 インドの2つ目のデータは重複が多く受領できないと判断
7/18 検証済みのものも含めて再度KWICで重複の検査。予想以上に類似が多く、フィードバックをリエゾンに出す。この作業は教師の心をむしばむ。学生の不正行為?を探すのは心が折れる。しかし、テストでもないのに、なぜ自分の力でできる範囲で書かないのだろうか?? 仲介者にFeedbackを送信
7/19 仲介者より自分でも検証をしたいという要望→手順を説明してむつかしいことを伝達
7/19 不採択にしたインド教員よりクレームあり、仲介者が対応
7/19 長さ、剽窃なし、について再度仲介者に説明
7/20 事務より回答(現在契約中で、数が不足したらについてはこの段階では回答できない)
7/20 事務より受け取り拒否できないという回答、同日、石川より事情説明(提出→検証→最終受理)、これには返事なし
7/25 日本語版にはなかった(もともとはあった)報酬規程が英語版で加わっていることについて照会(この過程で金額が変更されていることがわかり、石川より事務に確認を依頼)
7/26 回答:金額は(石川の承認なしに)交渉で変更、データ数は条件を満たしていなければ契約を下回ることはありうる→石川返信、なぜ金額変更?もともと日本語になった金額が消えているのはなぜ?(再度翻訳する必要はなかった)、条件に満たないものは受け取れない、という理解であっているか?
7/26 Clear 50の意味の問い合わせ、reject氏名の要望
7/27 仲介者に返信、ミャンマー、カンボジアデータ受領
7/28 コードの割り振り表を送付、あわせて期限延長について 再度英語で事務と仲介者に同時メール発出・・・この数週間、かなりストレスフルな仕事の環境になっている。私、仲介者、実際の教員、学生、大学の担当部署、大学のその上の上部部署の間で、ぐるぐる話がまわって段々相互誤解が生まれる。なんとかならんかなあ。
7/29 新規データのテキストファイル化。
7/30 データの重複と剽窃をチェック。仲介者にフィードバック。採択率は約50%。


(2023年6月)
6/8 修正版仕様書を提出。その後、データ収集に関する会計処理で事務との見解の相違が発生。直接面会して対応を協議。
6/20 仕様書の英語版を要請され作成して送付。
6/30 ICNALEベースシステムのアップデートが完了。フォルダ構成やファイルネームなど、モジュール間で不統一であった個所が改善された(はず)。GRAはデータ待ちだがそれ以外は202306バージョンとして更新完了。


(2023年5月)
5/8 Poland論文について、Dimension scoreを表でなくグラフで表示する方向に転換、dimensionごとのloadの強いfeatureの情報を記載
5/8 データ収集用にGoogle Formで語数設定をかける技術を習得
5/9 Poland論文のデータの不整合が気になり始め、タイのB2を入れて分析をやり直しすることに。ESLを抜く、EFLは全部入れる、keywordはLLではなく%で抽出する方針に転換
5/9 データ収集の可能性を含めて、講演を依頼してきたマレーシアの大学教員に連絡
5/10 講演日程確定
5/14 ぎりぎりになったが、SSLLT (Kalisz)用の分析が完了(論文)、パワポも一応完成。
5/15-17 SSLLT2023で研究発表
5/22 海外協力者に参画意向を打診、返信あり。エクセルのデータ収集フォームを微修正。学年などは入力ではなく選択方式に。テストには満点表示。語数の自動計算も追加。

データ収集フォームの修正

エッセイを張り付けるセルの自動語数表示。

5/23 GRAを含めた検索系の改修・新設について業者に見積もり依頼を行う。あわせてGRAに基づくベンチマーク自動抽出システムの概要を考案し、資料にまとめる

各種条件からの該当ファイルの自動サンプリングと、検索系への送り出し
5/25 システム業者から返信。見積もりに時間必要とのこと。
5/26 海外提携者からとりまとめ。希望人数目安を書き込んで返送。※シミュレーション:Max 950psn (3.3M/3.2M)
5/27 GloCALLのアブスト審査結果が届く。結果を詳しく、ということだったので、データにコーディングをして分析を実施。はっきりとpositiveな結果が得られてよかった。
5/28 修正版のアブストを送信。
5/29 Kalisz論文を再開、Intro部分を書き始める。最新のIJLCRなどから関連論文を入手し、要約作業を始める。
5/31 会計より仕様書提出の要請があり対応。提携者に人数確認。



(2023年4月)
4/1 新年度スタート
4/3 AsiaTEFL2023より採択通知、年会費支払い
4/5 科研システムより受領申請手続き、仕様書を作成、事務に確認依頼【事業開始前の動き】
4/6 事務と相談し、積算根拠を確認
4/24 Poland学会用のエッセイ分析開始
4/27 インドネシアの共同研究者に参画の可能性を打診(→可能性うすそう)


---2023---
1/11 ミャンマー担当教員が事情で収集困難になったとの通知(※本年度の収集は断念)2/28 新科研の採択が内示


---2022---
9/28 次期科研としてICNALE-WE22プランを策定して申請
10/16 インドネシア協力者よりミャンマーでのデータ収集予定について問い合わせ
10/17 新プロジェクトへの招聘
10/20 参加教員の承認11/3 協力者より紹介メール、参加教員の連絡先確定(Nan Ingyin Phyu)
11/6 こちらから着信確認
11/14 プロトコルブック修正、エクセル再修正、先方連絡、謝金修正(円安反映による20%増額)、今の状況下で200人は厳しいので100人目標でという返信(了承)→収集開始。

2022/10/15

2022.10.15 計量国語学会理事会

表記がオンライン開催され、参加しました。

今回の理事会では、私が前の会で提案した紀要の「、。」化が審議されましたが、大勢は時期尚早という意向でした。

この問題はどれが正解なのか、文化庁が絶対基準なのか、いろいろ考えるべき点があり、それによって結論も変わってきますが、表記は日本語学では大事な研究テーマでもあり、少なくとも、この点について「気にしておく」ことだけは必要かなと思います。

個人的には、MS-IMEを「、。」にしてから句読点が一気に変わってしまいましたが、日本語文中に英語を出すときなどは面倒なのも確かで、いろいろと悩ましい話ではあります。

言語系の学会であれば、どこであっても、またどの方針を取るにせよ、句読点に関して、HPの表記、学会のおしらせなどの表記、規約などの表記、論集のテンプレートの表記の統一は、今後考えてもいいかもしれません。これは日本語のみならず、英語系でもしかりでしょう。

2022/10/14

2022.10.14 尼崎市立尼崎高校評価論研修会で講演

表記で、新指導要領に基づく新しい観点別評価の理論と実践についてお話ししました。

講演スライドより

小中と同様、学びに向かう態度の評価は難しいところですが、粘り強さと自己調整、また、態度と他の2観点がそれぞれ連動するとされているので、過度に態度評価だけを独立的にとらえて悩む必要はないと思われます。同じものを念のために3つの窓からのぞいてみる、1つの窓から覗くだけでも十分かもしれないが、念のために別の窓からものぞいてみる、こういうイメージが重要だと思われます。

講演後、帰りの電車で漠然と考えていた概念図です。言いたいこと、伝わっているかなあ?

観点別評価のイメージ(石川 (c)2022)
(要は3つの角度から同じものを見る。
実質的には1つだけでもいいかもしれないが、
複数の観点で見ることで、見誤りの危険性を減らす。)

尼崎は、数年前、観点別評価導入や新しい道徳の導入の時に、小学校・中学校をたくさん回った地域なので、久々の再訪、嬉しかったです。

 

2022/10/08

2022.10.8 学習者コーパス研究会で特別講演

表記で特別講演を行いました。

特別講演

石川慎一郎(神戸大学)
「日本のこどもがI-JASのSWをやってみた! ーJASWRICの概要と研究応用について-」

(概要)
講演は3部にわけて行います。第1部では、I-JASのSW課題を使って構築したJASWRICという新しいコーパスの概要をご紹介します(30分程度)。第2部では、気分転換(?)を兼ねて、I-JASとJASWRICの比較分析を行うのに必要な、<統計的特徴語分析>のやり方について、実践ワークショップを行います(30~60分程度、様子を見て)。最後に、第3部では、第2部で扱った技術を用いてI-JASとJASWRICを連動分析した研究の結果についてご報告します(30分程度)。

第一部講演より

JASWRICは、まだ、形態素解析の修正作業が完了していないので、関心のある皆さんとの協働でなんとか仕上げてしまいたいです。

JASWRIC 公式サイトはこちら



2022/10/02

2022.10.2 ALAK Conventionで招待講演

表記で招待講演を担当しました。







講演題目:Dr. ​​Ishikawa Shinichiro (Kobe University, Japan)
"A New Perspective in Learner Corpus Research - A View from Asia -"

オンラインベースでしたが、大変組織された運営で、いろいろ感心しました。ICNALEの国際チームの一員でもあるTecnam Yoon先生の、いつもながらのすばらしい運営に感謝。




 

2022/10/01

2022.10.1 英語コーパス学会参加・シンポ司会

表記に参加し、特別シンポの司会を担当しました。

シンポでは、学習者コーパス研究において多元的なコーパス準拠モデルの使用を提唱しておられるGilquin氏と、ELFの立場からモデルの問題に別視点を持つPitzl氏をお招きし、それぞれの見解を語っていただきました。

異なる立場のぶつかり合いの中から、参加者は、それぞれが、自身の研究や教育で用いるモデルの形を考えるきっかけを得たのではないかと思います(少なくとも私はそうでした)。二名の講師に加え、大変刺激的なな企画を立案された名城大の藤原先生に深く御礼申し上げます。

個人的には、なぜともかくも通用しているのに、あえてそれをanalyseしないといけないのだ、compareしないといけないのだ、というPitzl氏の指摘がこたえました。これに対するはっきり答えを持つようにしないと、学習者コーパス研究のさらなる展開はむつかしいなあと再確認した次第です。比較は科学研究の基本だろう、という反論だけではいかにも弱いと思われます。この点、自分でももう少し考えてみます。