下記の会に参加しました。
迫田科研学習者コーパス研究会【7月研究会】
◆日時:7月23日(日) 10:30~12:30
◆場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎431号室
◆プログラム:
10:00 開場
10:30~11:30 杉本美穂 三谷絵里 林亜由美「ストーリーテリングにおける転結部の分析」
11:40~12:40 迫田久美子「I-JASのロールプレイに見られる日本語学習者の言語転移」
12:45~13:00 新着情報コーナー
どちらも大変勉強になるご講演でした。杉本・三谷・林先生のご発表は,起承転結の転結に光を当てたもので,学習者コーパスにおけるストーリーテリング課題を論理構造の点から見るものでした。新しい研究視点と言えるでしょう。また,迫田先生のご発表は,先生のおっしゃる「危険な正用」に豊富な実例を通して迫るもので,今後の学習者コーパス研究の基本的な進め方を示すものであると感じました。従来,<misuseからover/underuseへ>といったキャッチフレーズで私たちがやってきたことは迫田先生の提唱する「危険な正用」というコンセプトの中にうまく糾合できるかもしれません。