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2022/09/08

2022.9.8 東京外大川口教授科研シンポ出席

オンライン開催された表記シンポジウムに参加しました(詳細)。


2022年度 第1回研究会 学習者言語分析Ⅰ:音声特徴と語彙特徴
日時:2022年9月8日(木)
形式:ZOOM会議による開催


13:10-13:50
日本人フランス語学習者の par exemple―学習者コーパスと母語話者コーパスの比較を通じてー
國末 薫(東京外国語大学博士後期課程)
★英語学習者のfor example過剰使用傾向とも合致する結果で興味深いです。「たとえば」というつなぎには、1)話のオンライン進行をいったんとめられる、2)単語の羅列などで、文法処理から逃げられる、3)話題を具象に強制的に落とす、などの効果があり、流暢性の欠如を補償する汎言語的な学習者傾向なのかもしれません。

13:50-14:30
フランスとカナダの留学経験者の自由会話における文化的特徴
時田 朋子(実践女子大学)、川口 裕司(東京外国語大学)
★英語留学などでは行くか行かないかは議論しても、どこに行ったからどうだったという議論はあまり聞かないので新鮮でした。

14:30-15:10
地域フランス語における談話標識bon, benの用法の一考察
清宮 貴雅(東京外国語大学博士後期課程)、
大河原 香穂(東京外国語大学博士後期課程)
川口 裕司(東京外国語大学)

15:20-16:00
フランス語を母語とする日本語学習者の日本語韻律特徴と母語話者評価への影響
布村 猛(山梨大学)

16:00-16:40
日本語を母語とする学習者によるフランス語口母音の知覚と産出:後舌狭母音/u/に関連した地域的変異による影響
神山 剛樹(パリ第8大学)

16:50-18:00
講演 日本語学概説書の翻訳から見える日本語学とフランス言語学の接点
中村 弥生(INALCO)