表記で、生徒さんの発表を拝聴し、講話を行いました。
当日のスライドより
この点に関して、仮にリラックスするとα波が出るという仮説を前提にするなら、α波を計測することができますし、実験機器などがなくてそれは難しいということであれば、たとえば、リラックスの反対を考え、ストレスがかかっているとうまくできなくなるような作業課題(少し難しい目の暗算問題など)を与え、そのパフォーマンスを測ることで、間接的にリラックス度(というか、より厳密に言えば「作業を安定的に行うための精神的安定の度合」)を測るといったことができそうです。もとより完璧な答えはないのですが、関心対象が直接測れない場合は、似たものに置き換えて測ったり、あるいは概念を裏返して、裏から迫ったり、なんとかして、当該の対象にアクセスすることが必要で、研究のオリジナリティはこの辺に出て来るものだと思います。
甲北のみなさんの探究の更なる発展を願っています!