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2023/12/03

2023.12.3 語彙研究会2023年度大会で研究発表

午前北京、午後語彙研究会というダブルヘッダになってしまいましたが(オンライン時代でなければあり得ない・・・)、表記で発表を行いました。


〇石川慎一郎「現代の大学生の発話に見る性差の実態:計量的語彙分析の視点から」
 

講演スライドより

今年はLakoffの有名な論文の出版から50周年です。この50年で「女言葉」について何が変わり、何が変わらなかったのか、また言語の性差というとらえにくいものをどう科学的に扱うのか、言語学の領域で考えるべき部分はまだまだ大きいと思います。なお今回の発表内容は近く公刊される予定です。

2023.12.3 北京外国語大学「日本学総合講座」主催講演会(オンライン)

表記で講演を行いました。

講演会ポスター

〇2023/12/3(日) 中国時間1000-1130
〇Voov
〇データとAIの時代における日本語の研究と教育-変わるもの、変わらないもの-


今回は先方より、コーパスから生成AIへの流れを話してほしいというご要望があり、その方向で講演の準備を行いました。

スライドより

言語研究におけるデータ使用の拡大という系譜にAIを置いて整理しました

各種AIに学習者作文を自動添削させた結果と石川の添削との比較

わたしとしても、コーパスから生成AIへの流れを自分なりに整理する良い機会となりました。私見では、前提的なルールや理論を出発点とせず、データそのものから浮かび上がってきたものを拾い上げてまとめるデータ駆動型・ボトムアップ型のアプローチを重視する点で、両者の方向性には高い共通性があるように思われます。


 

2023/11/30

2023.11.30 兵庫県立津名高校インスパイア特別講義

津名高校では、英語による探究発表活動をやっておられ、わたしは夏と冬の年2回でかけています。 毎年、夏に比べると冬の出来が格段によくなっており、高校生の成長を間近で見ることができるのが楽しみです。今年の生徒さんも、例年に負けず、良い発表をしてくださいました。



津名までは、京都から舞子までいき、乗り換えてバスで行くのですが、途中の景色がいつも楽しみです。


舞子駅の駅ビル。ちょっと京都の古刹のよう。

津名港ターミナル

JR須磨駅付近の夕焼け





2023/11/25

2023.11.25 中国湖北大学主催シンポジウムで講演

中国武漢にある湖北大学主催の国際シンポで、講演(オンライン)を行いました。この大学は、ゼミの卒業生(博士号を取って帰国)の就職先でもあり、卒業後も変わらぬ学縁が続いていることに感謝です。

講師一覧


今回の発表では、AI活用という全体テーマがあったため、ICNALEの条件で、AI(メタのシステムを仕様)に作文を書かせ、書き手の国籍や習熟度のパラメタを変えることで異なる作文が得られるかどうかを調べました。

プログラムより


講演風景




 

2023/11/21

2023.11.21 尼崎市立武庫中学校教員研修会講話

表記で、アクティブラーニング型の授業実践(数学・国語)を視察し、講話を行いました。大変意欲的な授業で大いに感銘を受けました。

Wiggins & McTighe (2005)のUnderstanding by Designで提唱されたように、一般論として、ALの授業では、わからせたいbig ideasがあり、それに連関したbig questionがあり、その正解を定義した上で、その問いを模索させるシナリオを設計した後、詳細な授業設計を組んでいきます。

一方で、多くのAL実践では、話し合いや発表という手法が前に出てきやすいということは、以前から感じていました。このギャップを埋める必要がありそうです。

ALにふさわしい問を見つけ、それをうまいシナリオに落とし込み、学習者の思考を活性化させ、教師による網羅(cover)ではなく学習者による発見(uncover)をもたらす授業技術というのは、小中高大含めてもっと広がっても良いのではと感じます。


講演スライドより


三元一次方程式の授業におけるbig ideaとquestionは?

2023/11/17

2023.11.17 大阪府立東高校英語科「集中ゼミ」生徒発表会審査・講評

表記で審査と講評を行いました。東高校は初めて伺ったところですが、京橋駅前徒歩すぐ、という驚きの便利な立地でした。英語科の生徒さんということで、英語の」発表はどれも立派でした。 探究調査のほうで、さらに深堀をしていただければなおすばらしいものになるでしょう。今後の発展が楽しみです。




2023/11/04

2023.11.4 ALR2023(オンライン)でLove教授の講演を聴講

サウジの大学が主催する応用言語学会(何年か前に発表したことがあります)で、BNC2014(Love 2020)の開発者であるRobbie Love教授の講演をオンラインで聴講しました。

学会パンフより

BNC2014 Spokenにはこれからのコーパス開発の手本となるさまざまな工夫がなされているのですが、開発者本人から話が聞け、大変勉強になりました。


講演メモより

1)6700万人の英国の人口に対する代表性には疑問があるが、他に方法はない 

2)既存のオンライン検索システムは書き言葉用のものが多い。書き言葉は1テキストは1ソースと簡単に結びつくが、複数名が同時に発話する話し言葉ではそれは通用しない。この意味で、話者区分を組み込んだ話し言葉データ用の検索システム開発は大きな挑戦であった

3)コロケーションの境界画定の問題

4)BNC1994/BNC2014の比較でで時代変化が見られる(と思われる)が、この点についてはすでに批判の声もある(i.e., 2点の頻度だけ見て、その間の頻度情報なしに、増加や減少などのトレンドが取り出せない)

5)Chat GPTにauthenticな英国人の会話を出せ、というとすでに出してくれるがその信頼性は不明。将来の発話データ収集とトランスクリプション作業は、スマートグラスなどを着用してもっと簡単にできるようになるのかもしれない。