表記に参加し、講演を行いました。どの生徒さんも、自分たちのなさった研究を、楽しそうに発表しておられる姿が印象的でした。各班の発表の進め方も生徒主導が徹底しており、兵庫高校らしさを感じる発表会でした。
生徒さんの発表風景(匿名化処理済み)
講演スライドより
講演スライドより(2)
高校探究において、アンケート、というのは最も広く行われる調査手法ですが、アンケートというのは、簡単そうでなかなかにむつかしいものです。とくに、こういうことを聞きたいと思って質問を作っても、調査者側の意図を超えた形で回答者がその質問を受け止め、違った観点から答えてくる、という可能性は常にあると言ってよいでしょう。この意味で、いきなり本調査に持ち込むのではなく、事前に小さいミニ調査を行い、回答者に事後インタビューして自分の意図した反応がきちんととれているかどうかを確認することが重要です。そのうえで、設問項目を2回、3回、4回・・・と練り直して、ミニ調査を重ねていく・・・面倒なようですが、こういう地道なステップこそがデータの信頼性を担保する重要な基盤となるわけです。