表記に参加し、講評を行いました。探究や課題研究のメッカ、となりつつある神大附属だけに、どの生徒の研究も意欲的で立派でした。
講演スライドより
講演スライドより(2)
研究では、タイトル→目的・RQ→先行研究→実験調査→結論→示唆提言、の各モジュールが1本の線でぴんとつながっていることが必須です。これは、およそサイエンスの基本要件なのですが、この点をクリアするのはなかなか大変です。
やっているうちに、あちらに脱線、こちらに脱線・・・ 結果、当初案(≒タイトル)と全く違うところに着地していた、という研究が多くあります。
脱線を繰り返すのは悪いことではないのですが、着地点が定まった段階で、全体の整合がとれるよう、再度、研究全体のストーリーを作り直す、というプロセスは重要です。「まえがきは、全部書きあがってから最後に書く」ことを、高校探究ではもう少し強調する必要があるかもしれません。