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2016/08/31

2016.8.31 本年度分科研データの収集完了

今年度の科研(萌芽)では,取集済みのアジア人学習者作文に対して,専門家によるプルーフをかけたデータの収集を行っています。先行して集めた日本・中国モジュールに加え,韓国,台湾,タイなどのデータの収集がひと段落しました。

今年度の残り期間では,集めたデータの加工と公開準備を行い,あわせて,オリジナル作文と修訂作文の質的・量的比較の分析作業を進める予定です。

本年度は,約400本の作文に修訂を施し,かつ,個々の作文について5観点の評価データを取得しています。


評点データの一部


今回開発しているICNALE-Proofreadのデータを使い,今後,

1)評点データの安定性検証
2)有効なルーブリック観点の抽出
3)ルーブリックの簡素化可能性の検証
4)ルーブリックと校閲の評価法としての長所・短所の比較
5)評点と校閲に基づく作文のクラスタリング

などを詳しく見ていく予定です。