統計数理研究所言語系共同研究グループ夏季合同研究発表会
会場:神戸大学六甲台第1キャンパス プレゼンテーションホール
表記の研究会をホストし,あわせて,ゼミ生とともに発表いたしました。
プログラムはこちら。
ゼミメンバーの発表
石川慎一郎 3つの作⽂評価法:ばらつきが⼩さく精度が⾼いのは
どれか
中西淳(M) 作⽂中の前置詞頻度に着⽬した学習者の学年・英語総
合⼒・英語圏滞在期間の推定:単回帰分析と重回帰分
析を⽤いて
張 晶鑫(D) 段階的変化を含意する「だんだん」及びその類義語の
意味機能の解明ー現代⽇本語コーパス分析に基づいて
前浜知味(M) 中⾼⽣のための教育的句動詞リストの開発: 統計⼿法
を⽤いた共起語分類と意味記述の提案
栁素子(D) 中国語の可能表現の諸相: 能/能够の差異の解明につ
いて
石川の発表概要:
L2作⽂の評価に関して,(1)5名の評者がルーブリックに基づいて直接評価した場合,(2)5⼈の校閲者が校閲
を⾏い,加えられた校訂の量を評価した場合,(3)5つの⺟語話者作⽂を⽤意し,それらと⽐較して語彙頻度の逸
脱度(特徴度)を計量した場合において,評価者間のばらつきが⼩さく,被評価データ間のばらつきが⼤きくなるも
のがどれかを検討する。データとして,現在発表者が開発中のICNALE-ProofreadのCalibrationデータセットを使⽤
する。
アドバイザーの統計数理研究所前田忠彦教授には,今回も個々の発表について大変丁寧なご指導をいただきました。