集団指導でゼミ生が発表しました。
D3 陳迪さん
中国語を母語とする日本語学習者の漢語動名詞使用に対する意識調査
学習者にとって望ましい漢語動名詞の指導システムを開発するため、CLJを対象に、漢語動名詞の基礎知識および応用知識の理解度、ならびに漢語動名詞の指導に対する意識についてアンケート調査を実施する。本発表は調査結果を報告する。
D1 飯島真之さん
現代英語の態度マーカー:COREコーパスのレジスター別頻度調査に基づいて
本研究ではスタンス(stance)の枠組みのうち、態度マーカー(fortunately, important等)に着目する(Hyland, 2005)。現代英語における33種の多様なレジスターから構成されるCOREコーパスを用いて、個々の対象表現とレジスターの関係性を踏まえた考察を行う。
D1 廉沢奇さん
オノマトペ標識の出現パタンはジャンルと関係あるか?ーBCCWJとCEJCを用いた分析ー
先行研究で、オノマトペの出現パタンがジャンル差の影響を受けることが知られている。しかし,個々のオノマトペを構成する「オノマトペ標識」(促音、撥音、長音、反復…)のレベルで、ジャンル別の出現差を調べた先行研究はほとんど存在しない。そこで本研究は従来の議論をより抽象的なレベルでとらえなおし、「オノマトペ標識」と使用場面の関係性を探りたい。
M1 魏婧云さん
「A(っ)Bり」型オノマトペの典型的な音韻パタンの確定―NSコーパスを用いて―
日本語のオノマトペは、語形だけでなく、音韻が重要な役割を果たしている。本研究は、非母語話者向けのオノマトペ指導において、母語話者が持つ言語音感覚を学習者に理解させるため、NSコーパスを用いて「A(っ)Bり」型オノマトペのA・B要素別に典型的な母音・子音・音韻パタンを調査する。
M1 牟虹妮さん
現代日本語における「と+動詞」の動詞成分ージャンルによる差異の解明ー
今回は、書き言葉のBCCWJの4ジャンル、話し言葉のCEJCの4ジャンル、あわせて8ジャンルにおいて、JNSが高頻度で使用する「と+動詞」の動詞成分を解明する。これらが明らかになれば、CLJ向けの日本語教育の指針にもなる。
また、北京外国語大学から留学していた特別研究生の陈俊彬さんが、本日で最終日となり、送別会を開きました。陈俊彬くん、北京に帰っても頑張ってください。