神戸大の教養教育院では、年度ごとに、担当部会を決めて、開講授業の1つを全学に公開し、評価委員の先生などが聴講して、後で検討会を行う、という仕組みがあります。
わたしは、かつて英語部会で授業を出したことがありますが、今年度は、データサイエンス部会教員としてデータを出しました。
報告スライド
報告スライドより
DSの授業は、オムニバス形式なのですが、こうした形態として私が理想にしているのが、自分自身が神戸大の学部の1年生か2年生の時に教養部で受けた授業です。敬愛する森晴秀教授がコーディネーターを務めるこの授業、毎回、ゲスト講師が話すのですが、最後に森先生が鋭いツッコミを入れて、学生の前で丁々発止、二人の研究者間で熱い討議が繰り広げられました。内容についていけない学部生でも、その迫力や、学問の姿勢というものは伝わりました。そうした授業のやり方、現代の神戸大でもできるといいな、とちょっと感じた検討会のひと時でした。