表記に出席しました。
大学院のゼミの卒業生の方々が中心に運営された会で、先生のお人柄が伝わる楽しい最終講義でした。
門田先生は、長いキャリアの中で、精力的に研究分野を広げてきておられ、最新刊では、従来の心理言語学ではそれほど注目されてこなかった「社会脳インタラクション」 へのご関心を見せておられます。わたしはこの分野の専門ではないですが、心理言語の枠組みに社会を組み込むという発想は、とてもエキサイティングだと思います。コーパスの世界では、語用論のほうからコーパスに接近した事例はありますが(宇佐美先生のBTSJなど)、逆にコーパスを基盤として語用論や社会コミュニケーションに接近するアプローチがあってもいいのでは、などと夢想しながらご講義を聞いておりました。とても刺激的な1日でした。門田先生、長年のご公務、まことにおつかれさまでございます!