北京外国語大学大学院(日本学研究センター)で「日本語学概論」の集中講義を担当しました。私にとっては、2015年9月、国際交流基金派遣教員としての赴任以来、8年ぶりの北京外大です。
北京外大側にとっても、コロナ後初めて対面で迎える招聘教員だったということで、2週間の滞在中、様々な先生方に本当によくしていただきました。9月に入学したばかりの、全中国から選抜された優秀な学生さんとコーパスを心行くまで論じる素晴らしい経験となりました。
講義スライドより
わたしは、コーパス言語学の授業をだいたい年に2~3回ぐらいやっているのですが(神戸大、神戸市外大、関西大院など)、これまでは、教科書の内容にあわせて日本語+英語の2言語を素材に授業を構成していました。今回、授業名が「日本語学概論」であるため、はじめて、英語の要素をすべてそぎ落として日本語だけにし、浮いた時間で演習を増やしました。やってみると明らかに今回のほうが学生の反応が良く、これまでのやりかたは詰め込みすぎだったことに気づかされました。「スキルはいちおう分かったけど言語研究で何に使うのかわからない」という学生の声もあっただけに、次年度以降は、言語種を1つに絞る方向でシラバスを改訂したいと感じるきっかけにもなりました。
授業風景(※学生さんの顔の映り込みのないことを確認済み)
学内スナップ(今後の派遣者の先生方用)
大学ホテル(Atour S)のすぐ前に地下道の入り口あり
地下道に潜る
地下道の両側には世界の首都が描かれる。もちろん東京も。
キャンパス入り口で自動顔認証(事前に顔データの登録が必要)
大学の本校舎(日本語専攻は学部がこちらの建物にある)
構内の道路
日本学研究センター(8年前と異なり、院はこちらに統合された)
日研センター派遣教員の定番写真スポット(1階の暖簾)
建物5Fには神戸大の事務所も(看板はあったが専用の部屋はなかったかも?)