下記で集中講義(オンライン)を担当しました。1日3コマ×2日のハードなスケジュールですが,仮説検定から始め,回帰分析,因子分析,主成分分析,クラスター分析,対応分析などについて概要をお話ししました。
研究所の講義としては最多の申し込みがあったということで,統計手法への関心の高まりを実感した2日間でした。
当初は昨年度の大学院講義のために作った教材をベースにやるつもりでしたが,見直してみると必ずしも十分わかりやすいものにはなっておらず,今回の講義担当を契機に全面的に教材を改訂しました。
授業では,昨年度の大学院講義同様,HAD(関西学院大学の清水先生作成の統計ソフト)を使ったのですが,HADは初心者にはかなりむつかしく,今回,1手法1ファイルとしてきりわけ,解説や分析手順をファイルに直接書き込んだHAD Annotated Editionというものを作成して,受講生の方にお試しで使っていただきました。この点については,手順が平易にわかって好評だったように感じました。
HAD Annotated Edition (石川,2021)~因子分析インタフェース~
※オレンジの部分が追記した内容で設定の意味や,分析までの手順を示している