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2019/09/03

2019.9.3 神戸大附属小学校英語カリキュラム会議

同校で実施されたカリキュラム開発会議に出席しました。

現在,附小に限らず,いくつかの小学校で,外国語活動の支援事業を行っていますが,新指導要領の下で小学校英語を推進する校内体制をどう作るかは,どの学校にとっても悩ましい課題です。

一般論ですが,仮に専科を置いた場合,次の3つの体制が考えられます。

(A)3~6年生すべて専科が担当
〇 系統的指導がしやすく,英語の知識や能力の高い教員の指導を受けやすくなる
× すべてを1人でやることになりがちで,他教科で行われているような授業案の相互検討や教科会議でのカリキュラム改善などがなされにくい

(B)中学年は専科が,高学年は担任が担当
〇 教科書がなく教えにくい中学年を専科教員が,教科書・指導書があって(相対的に)教えやすい高学年を担任が担当することで学校全体の指導負担を下げる
× 高学年児童が専門知識を持った専科教員の指導・評価を受けられなくなる

(C)中学年は担任が,高学年は専科が担当
〇 高学年児童が専門知識を持った専科教員の指導・評価を受けやすくなる
× 教科書がなく教えにくい中学年を担任が担当することで,担任の負担が拡大する

このあたり,どの体制にも長所・短所があり,学校の実態や子供の実態を見据えた議論を進めていく必要がありそうです。