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2024/06/13

2024.6.13 出版準備会議

海外のジャーナルで日本語学習者コーパスの特集号を出す企画があり、その打ち合わせ会議(オンライン)に参加しました。 


このテーマですから、日本語学習者コーパスI-JAS(迫田2020)がやはり中核となります。I-JASは非常によくできたコーパスで、さまざまな研究上の可能性がありますが、なかでも、同一のプロンプトを用いて縦断データを集めたB-JASや、同じく同一のイラストプロンプトを用いて日本人の子どもの産出を集めたJASWRIC等が構築され、その可能性はさらに広がりを見せています。

私見ですが、米国のBrownコーパスのサンプリングフレームをモデルとして、LOB、Frown、FLOB、CLOB、CROWN・・・などが異なる開発者によって作られた(今で言うとオープンソース開発?)というのは、私にはこれからのコーパス構築の理想に見えます。I-JASを核としてそうした動きが始まっていることはうれしいことです。