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2022/12/03

2022.12.3 和洋女子大学研究会に参加

下記に参加しました。

国府台言語文化教育研究会
(Konodai Association for Language and Culture Education, KALCE)

第 2 回 研究会
□ 開催日時 2022 年12月 3 日(土) 14:00~17:00
□ 開催場所 和洋女子大学国府台キャンパス東館7F 演習室2

次 第
14:00~14:10 趣旨説明と講演者紹介: 拝田清(和洋女子大学)
14:10~15:10 ミニ講演: 村田年先生(千葉大学名誉教授・元本学教授) 「私の勉強と研究 ― 若いころを中心に」
15:20~15:50 発表練習: 堀由紀・アシュール真弓(大学院科目等履修生) 「英語科と国語科の連携を視野に入れたローマ字指導の一考察」
16:00~ 指導・講評,情報交換など

電車の中からも見える和洋女子大

ご講演風景

★村田先生のご講演では、日本語には主語省略が多いこと、日本文学の英訳では、主語の誤訳が多いことなどのご報告があり、大変示唆に富む内容でした。主語と動詞が離れて、動詞だけが存在する場合、その動詞の主語を直前の内容の中にあるどの名詞に帰属させるのか(前方照応)は難しい判断ですが、村田先生は、主語部に付属する「は」と「が」の違い(取り立ての「は」はそれ以降の広い範囲に影響を及ぼし遠くの動詞も支配できる一方、「が」は直後の内容を狭く指す)で、照応関係が決まっているのではないかという知見を示され、大いに納得するところでした。

★私にとっては3年ぶりの対面学会・研究会への出張です。行くまでは不安でしたが行ってみると移動の勘が戻ってきた感じがします。コロナ前は月に1,2回ぐらいは東京に出張していたことを思うと、隔世の感があります。