下記に参加しました。
学習者コーパス(I-JAS)研究会(オンライン)
日時:4月17日(土)14:00~16:00(日本時間)
■ 発表内容
1)斎藤里美(東京都立杉並総合高校)「終助詞「ね」における学習者と母語話者の違い―学習者の特徴と母語話者による「共話的会話」I-JASの調査から―」
2)桜木ともみ(国際基督教大学)「日本語学習者の流暢さの特徴:I-JASの音声データを用いた分析」
終助詞・流暢性ともに,私自身も英語や日本語で調べたことのあるテーマだったので,ともに興味深く伺いました。終助詞については語義認定のむつかしさがあり,流暢性についてはそもそもの定義問題が存在します(たくさん話すのがよいのか,ポーズを減らすのがよいのかなど)。どちらも悩ましくも魅力的なトピックです。
メモ
A わたしは石川です
B わたしは・・・石川・・・です
C わ・・・たし・・・は・・・石・・・川・・・です
D わ・・・えと,あの・・・たし・・・は・・・え~・・・石・・・あ~・・・川・・・え~・・・です
流暢性というのは発話者側の概念であると同時に,聞き手にどう聞こえるかというperceptionの問題でもあり,そこがむつかしさの一因でしょう。