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2018/05/20

2018.5.20 大学英語教育学会理事会参加

表記に参加し,主な議題について討議しました。

一般論ですが,

1)膨大な仕事のうち,どこまでも会員の奉仕で賄うか,どこからを外注するか
2)支部を置く場合,何を基準に資金を配分すべきか
3)大会の開催において,年々高騰する会場費をどう賄っていくか
4)企業との連携をどう進めるか

といった課題は,多くの学会で共通して話題とされており,ある意味,分野を問わず,日本の学会の共通課題と言えると思われます。

実は,同じ問題は昔からあったのですが,これまでは,全国的に大学院生数が年々増加し,学会の会員数が継続的に増加していたため,問題が顕在化していなかったという面があります。

しかし,そうした過去の人口ボーナスが人口オーナスに代わりつつある現在,積み残してきた多くの問題が一気に顕在化しつつあります。また,簡単に海外の学会に参加できるようになった現代において,国内に学会がこんなにも数多く必要なのだろうかという本質的な疑問も少なからぬ若手から呈されています。

学会は学者が集う1つの社会ですが,そこには,必然的に,日本社会全体の問題が立ち現れています。