於:神戸市長田区 ピフレホール(JR新長田駅前)
昨年度に引き続き,類型生徒さん(3年)の卒業研究発表会の審査委員長と講評役を務めました。探究型学習は新しい指導要領でも注目されている学修ですが,長田高校の生徒さんは,クオリティの高い研究の成果を流暢な英語で発表しておられ,感銘を受けました。
司会や進行も生徒さんの担当で(すべて英語),発表の後にはユーモアやウィットにとんだ質疑応答が繰り広げられ,自由な校風を特徴とする長田高校らしい発表会であったと思います。
講話では,文系型研究と理系型研究の強みと弱みについて話し,領域横断型研究の重要性と,今後の改善のヒントについて述べました。
良い研究とは,問いと実験と結果と提案が緊密に連携しており,かつ,問いの前提に何らかの社会的ニーズが存在するものであると考えています。こうした発想は,高校生はもちろん,大学生の卒論や,大学院生の学位論文,また,ビジネスにおける各種の立案プロセスにも応用できるものです。
コンテスト結果(同校 探求だより より)
ちなみに,会場となったJR神戸線新長田駅は鉄人28号の巨大モニュメントがあることでも知られます。話には聞いていましたが,今回,初めて実物を見ることができました。
追記(2016.7.28)
なお,新長田の鉄人モニュメントについては,地元の川柳作家の方が作品の中で触れておられます。
「よみがえれ神戸 鉄人 光ってる」 (石川憲政氏) 出典