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2026/01/19

2026.1.19 兵庫県立尼崎稲園高等学校探究中間発表会講話

表記で生徒さんの発表を聴講し、コメントを行いました。

同校のHP。「セイカイよりセカイ」、いいですねえ。

探究や研究の肝は、聞き手の論理的な説得だと思います。たとえば、何らかの校則があるとして、アンケートで生徒の8割が変えてほしいと思っていることを示すだけでは、校則改正提案はなかなか大人には響かないでしょう。

なぜその校則があるのか、どんな理由と経緯があるのか、生徒だけでなく教師や保護者の意向はどうなのか、実際に廃止している他校の例はあるのか、廃止したことでどのようなメリット・デメリットがあったのか、メリットは十分に大きいのか、すべての生徒がそれで満足しているのか、デメリットを最小化する方法はあるのか、などなど、さまざまな証拠や事実を積み木のように1つ1つ積み上げていくプロセスが探究なのだろうと思います。

多くの高校を拝見して感じることですが、高校生の探究がなかなか深まらない背景には、Google Formの影響もありそうです。簡単にデータが取れてしまうので、ついつい、「とりあえずまず取ってしまおう」となりがちです。しかし、アンケートというのは実はとてもむつかしく、何をどのように聞くのか、その設問セットで真に知りたいことを聞けているのか、本調査に入る前に予備調査をすることも大事でしょう。

稲園探究は3月に向けてさらにパワーアップしていくとのことで、楽しみです!