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2025/05/20

2025.5.20 文化庁国語審議会・文字活字振興事業審査会に出席

この日は虎ノ門の文化庁/文科省で、午前・午後と3つの会議に出ました。


・文化庁国語審議会 (ローマ字答申、いよいよ大詰めへ・・・)


・文部科学省 日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(近畿ブロック)にかかる担当者との意見交換会(狙いに即応した実績の挙証が悩ましい・・・) 


・令和7年度文字・活字文化資源活用推進事業審査会 (助成対象の事業者の審査を行いました)資料


文字活字文化資源活用推進事業というのは、町の本屋さんがなくなっているというような現状の中で、地域の活字文化振興を目指した事業を選定して財政的に支援するという枠組みです。今回は初回の審査となりましたが、多くの意欲的な事業者からの応募があり、今後、ノウハウの普及や共有が期待されます。


読売新聞に、採択された取り組みの一つが紹介されています。

日本初「物語の自販機」、今夏にも駅や観光案内所に登場…設置場所が舞台の作品冒頭や名場面を無料で印字(2025.6.6.7記事)


国が助成の仕組みをつくり、取り組みを選定し、支援するとともにノウハウの共有を促進する・・・・文化行政というものがこういう風に進んでいくのだということを審査のプロセスを通して学ばせていただいた気がします。言いたいことを言いっぱなし(?)の学者の仕事と、結果につなげる行政の仕事との間には、本質的な違いがありそうです。