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2023/06/23

2023.6.23 外国語教育コンテンツ論コース集団指導

ゼミ生3名がポスター発表を行いました。

D2 陳迪「日本語学習者のための類義漢語動名詞の語釈の再考-コーパス調査に基づく「利用」「使用」「活用」の差異の解明-」

  本研究では、コーパス頻度に基づく重要漢語動名詞200語の中で、最も重要度が高い「利用」と、その類義漢語である「使用」と「活用」、さらに、先行研究において、「使用」の類義語とされる「使う」、また、「利用」および「活用」の類義語とされる「用いる」を取り上げ、既存の辞書記述の課題を明らかにするとともに、精緻なコーパス調査により、3種の漢語動名詞の新しい語釈の可能性について考察する。



M2 飯島真之「類義ADCの関係性の再考:certainly、absolutely、definitely、surely」

 前回の集団指導を踏まえ、類義的なcertainly、absolutely、definitely、surelyの4種のADCの関係性を、(1)生起位置、(2)使用レジスター、(3)共起語(動詞・形容詞)の観点から明らかにし、教材開発に向けて4語を区別するための新しい語義説明の提案を試みる。



M2 廉沢奇「コーパス調査をふまえた「どんどん」「だんだん」の用法分析 一新しい辞書記述と用例開発に向けて一」

 日常会話でよく使われる「どんどん」と「だんだん」の2語について、(1)「と」の挿入の有無、(2)主語の生物性・明示性、(3)後接語の品詞、(4)後接動詞の時制・アスペクトという4観点で2語の語釈と用例の再考する。