下記を観覧しました。
神戸大学史・特別展「新制「神戸大学」の誕生-新制大学発足70周年記念-」
於:神戸大学百年記念館
母校に勤めることの愉悦の一つは,日々の通勤の道すがら,まったく同じ道を歩いていた18歳の自分と疑似的にリンクできることである。
なんだかんだで長いつきあいのある大学なので,たいていのことは知っているつもりになっていたが,こうした展覧会に出ると知らなかった発見がいくつもある。
今回の発見4つ
1)神戸大の前身学校はそれぞれに大学昇格を目指していたが,その際,京大に合併するプランと,阪大に合併するプランがあった
2)当初文部省は「兵庫大」という名称を主張してきたが,押し返して「神戸大」となった
3)各前身校の伝統がそれぞれ異なるので新生神戸大は長らく開学記念日が決められず,最後は執行部が「この日は晴れが多いから」という理由で決定した(しかも,にも拘らず翌年はどしゃぶりだった(笑))
4)正門の青銅の校名版は職員が退職金で作った
ふつう,大学史と言えば,天下国家を論じたり,人類幸福といった仰々しい話ばかりと思われがちだが,愛すべき母校の過去は「くすっ」となるような小粒なエピソードが多く,まあ,それもまた妙味。
下記は当日の展示から