このブログを検索

2016/09/16

2016.9.16 尼崎市立武庫東中学校指定研究校内発表会講話

兵庫県尼崎市教育委員会は,学力向上のために,アクティブラーニングの導入を進めています。

>>>
アクティブ・ラーニング推進事業 (学校教育課)
基礎基本の学力に加え、活用的な学力を向上させるためには、 主体的・協動的に学ぶ学習(アクティブ・ラーニング)が効果 的なことから、課題解決型の学習や学び合いを取り入れた授業 実践を推進し、更なる学力向上を図っていきます。
>>>

出典:「平成28年度あまがさきの教育」 p.11
http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/010/273/28amagasakinokhouiku.pdf


市は,上記の施策に基づき,市内の学校に研究指定をかけて,現場での取り組みの強化を図っています。今回は,指定学校の1つである武庫東中学校の校内研究会に招かれ,数学(方程式)等の授業を視察し,講話を行いました。

視察した授業は,大変工夫されたもので,数学の文章題を見ながら,解法をグループで議論し,意見をホワイトボードにまとめ,発表します。

数学の授業風景 


ただ,正解を出すだけでなく,解法そのもの(方程式を使わない小学校方式,xを用いた中学校方式,また,その中でもxの置き方を変えた各種方式)を自分の頭で考えることを重視した指導で,新指導要領の精神を先取りした素晴らしい授業でした。

講話では,アクティブラーニングはそれ自身が目的となるものではなく,基盤的コンピテンシーを育成するための手段・道具であることなどをお話しさせていただきました。