一般小中学校における海外ルーツ児童生徒の問題や、現場での対応を学ぶため、神戸市立ひよどり台小学校を訪問し、視察をさせていただきました。
授業視察後、校長先生と意見交換をさせていただき、日本語教育に何ができるのか、現場からどのようなニーズがあるのか、いろいろと考えるヒントをいただきました。
そういえば、神戸生まれでありながら、ひよどり台に行くのはおそらく生まれて初めて。三宮駅前からバスで15分と、信じられない近さでした。
神戸大学 大学教育推進機構/大学院国際文化学研究科外国語教育論講座/数理・データサイエンスセンター 石川慎一郎研究室の活動報告サイトです。 研究室トップページ http://language.sakura.ne.jp/s/
一般小中学校における海外ルーツ児童生徒の問題や、現場での対応を学ぶため、神戸市立ひよどり台小学校を訪問し、視察をさせていただきました。
授業視察後、校長先生と意見交換をさせていただき、日本語教育に何ができるのか、現場からどのようなニーズがあるのか、いろいろと考えるヒントをいただきました。
そういえば、神戸生まれでありながら、ひよどり台に行くのはおそらく生まれて初めて。三宮駅前からバスで15分と、信じられない近さでした。
表記で講演を行いました。
この日は虎ノ門の文化庁/文科省で、午前・午後と3つの会議に出ました。
・文化庁国語審議会 (ローマ字答申、いよいよ大詰めへ・・・)
・文部科学省 日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(近畿ブロック)にかかる担当者との意見交換会(狙いに即応した実績の挙証が悩ましい・・・)
・令和7年度文字・活字文化資源活用推進事業審査会 (助成対象の事業者の審査を行いました)資料
文字活字文化資源活用推進事業というのは、町の本屋さんがなくなっているというような現状の中で、地域の活字文化振興を目指した事業を選定して財政的に支援するという枠組みです。今回は初回の審査となりましたが、多くの意欲的な事業者からの応募があり、今後、ノウハウの普及や共有が期待されます。
読売新聞に、採択された取り組みの一つが紹介されています。
日本初「物語の自販機」、今夏にも駅や観光案内所に登場…設置場所が舞台の作品冒頭や名場面を無料で印字(2025.6.6.7記事)
国が助成の仕組みをつくり、取り組みを選定し、支援するとともにノウハウの共有を促進する・・・・文化行政というものがこういう風に進んでいくのだということを審査のプロセスを通して学ばせていただいた気がします。言いたいことを言いっぱなし(?)の学者の仕事と、結果につなげる行政の仕事との間には、本質的な違いがありそうです。
表記に出席しました。午前の部会の後、午後は公開研修会でした。
文部科学省 日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(近畿ブロック)2025 年度 第2回・第 3 回公開研修会
登録日本語教員時代に求められる2つの視点―「連携」と「史的俯瞰」―(ポスター)
日時 2025 年 5 月 17 日(土) 13:00~15:30
会場 大阪 ヒルトンプラザウェストオフィスタワー8 階会議室
13:05-14:05 第 2 回公開研修会 司会 建石始氏(神戸女学院大学)
橋本直幸先生(福岡女子大学教授) 「地域の日本語教育関連機関の連携をどう進めるか?~九州・
沖縄の取り組みを通して~」
14:15-15:15 第 3 回公開研修会 司会 浜田麻里氏(京都教育大学)
田尻英三先生(龍谷大学名誉教授)「文部科学省の日本語教育施策と日本語教師養成」
下記のご講演をオンラインで拝聴しました。
佐野 香織 氏(武蔵野大学 グローバル学部 日本語コミュニケーション学科 教授)「社会的存在とは?―地域とのかかわりの中で考えてきたこと」
CEFRでは、社会の中で言語使用(者)を位置づける、などと偉そうに教えていても、「社会的ってなに」という根源的な問いと向き合うのをさぼってきたことを大いに反省させられる時間となりました。社会的でない瞬間がヒトにはないというところまで立ち返ってしまうと、社会的という言葉自体が無効化されてしまうなあといろいろと考えが膨らみました。
伊川谷北高校(※本年度新入生より学園都市高校)で下記の講演を行いました。